『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系)が、2月23日に放送1000回を迎える。
2013年4月にスタートしたこの番組は、国分太一が日本全国をおさんぽする中で、四季折々の絶景や美味、歴史ある街並み、各地に暮らす人々の魅力を発見し紹介。今年1月までの約3年9か月の間に、全都道府県での「おさんぽ」を制覇し、現在は2巡目に突入。のべ85県・約190市町村に出かけている。
初回は、埼玉県川越市をおさんぽした国分だが「“おさんぽして、見たものや食べたものの感想を言う”という、ある意味、野放しで自然体な番組は初めてだったので、正直最初は、不安で怖かったです。でも2回目からはすぐに楽しみにかわってきて、他の仕事が忙しくなってきた時でもいい意味でストレス発散させていただいてます」と振り返った。
5分という短い放送時間にその土地の魅力を凝縮した番組だが、ロケは「2日間で15回分収録」などのハードスケジュール。「日程的には大変だったこともあるけど、例えば“城下町の作り方”も地方によって違ったり、スタジオにいるだけでは分からない知識や情報、昔の人たちの知恵をたくさん学ばせていただいて、とても充実しています」と笑顔で語った。
その土地ならではのグルメも見どころのひとつ。番組で紹介したものはすべておいしかったと語る国分は、特に思い出に残る料理について「山形県のかまくら中で食べた“豆もやしラーメン”は忘れられないです。体が冷えている状態で食べたんですが、とても温かいスープと長いもやしのしゃきしゃきした食感が忘れられません。あと東京では、おさんぽの途中にたまたま教えてもらった、予約が取りにくいそば屋さんに飛び入りで交渉し、特別に一口ずつ試食させていただいたこともありました」と答えた。
おさんぽは、基本的にディレクターがある程度「その土地のおすすめ」を国分に提案しロケを進めているが、国分自身も何か面白いハプニングが起きないかな? と常にアンテナを張って歩いているという。「いかに面白いことを発見できるか? という点では、ディレクターさんとの真剣勝負という面もありますね。突然の出会いやハプニングを大切にしてきたからこそ、長く続いていると思います」と秘訣を明かした。
特に印象に残っている出会いは、三重県松阪市の焼き肉店で、なぜかずっと「あーん」して食べさせてくれるおばちゃんがいたことや、青森県のカラオケスナックに突然飛び入りし「さざんかの宿」を熱唱したことだという。
そして今後行ってみたい場所や一緒におさんぽしたいゲストに関しては「島に行くと今まで知らない景色に出会える気がするので、小笠原諸島に行ってみたいです。あと、ゲストに来てもらうとすると、V6の岡田(准一)君や関ジャニ∞に関西を案内してもらうとか、地元に詳しい後輩に“知る人ぞ知る”の情報を教えてもらうのもいいですね」と思いを巡らせた。
普段の生活では、犬の散歩をするくらいだが、なるべく同じ道を通らないようにしているという。「同じ場所でも毎月ちょっとずつ表情が違っているんです。例えば桜のつぼみは1月くらいから準備していて、2月くらいからぷっくり膨らんできてとか…。そんな身近な四季の変化などにも注目しておさんぽしてみると楽しいと思います」とおすすめのおさんぽ方法も紹介した。
ちなみに1000回目に訪れた場所は、熊本県。人吉市、熊本市、天草市をおさんぽし、熊本県の魅力を伝えていく。さらに今回から新企画「ご当地ガイドシリーズ」がスタート。国分がご当地の有名人と共におすすめの場所やお店を巡り、日本全国を盛り上げる。 1回目は、テレビ熊本の荒木恒竹アナウンサーが登場する。
『国分太一のおさんぽジャパン』
フジテレビ系
毎週(月)~(金)午前11時25分~11時30分
※放送1000回は、2月23日(木)
出演者:国分太一(TOKIO)
ナレーション:佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)