演出家・西田シャトナー作・演出の舞台「ロボ・ロボ」が、CS テレ朝チャンネル1で4月9日(日)に出演者の玉城裕規、小澤亮太、村田充の副音声付きで放送される。
劇団「惑星ピスタチオ」、舞台『弱虫ペダル』シリーズなどを手掛けた演出家・西田シャトナー作・演出の舞台「ロボ・ロボ」。簡素な舞台大道具に小道具などは一切なし。玉城裕規、小澤亮太、佐藤流司、荒木健太朗、山川ありそ、根本正勝、村田充の7人が、75分間ロボットとしての動きを崩さずにセリフを発する“ロボットマイム”で演じ切る。
<あらすじ>
展示会でのプロモーションのために輸送機で搬送されていた7体の家電ロボット。事故により無人島に不時着すると、そこ は色とりどりの花が咲きこぼれる楽園だった。しかし、ロボットである彼らの電子頭脳には美しさは分からない……。燃料もなく、役割を必要とする人間もいない楽園で、心をもたないロボットたちが起こす奇跡の物語。
<副音声出演者コメント>
◇モデルしたロボットはいますか?
村田充:僕はね、シンプルによりかわいくしたC-3POをイメージして動きを作りました。だから皆よりそんな大変じゃなかったと思う。皆はいちから作ってる感じでしょ?
玉城裕規:僕は、球体でコロコロコロっていくロボット。なんでしたっけ?
村田:BB-8?
玉城:そうそう!シャトナーさんの仰ってたのが球体の小さいロボットのイメージで。
村田:パンフレットの裏にさ、シャトナーさん直筆で描いてあったじゃない、ロボットたちが。
玉城:だからそれを人間が表現するに当たって一番最初の壁というか。球体をでどう表現するのかっていうところから始 まって、手とかがずっとこうやっているのもそうだし、足の動きも普通に歩かずにちょっと球体、丸っこいことをイメージをしました。ここの部分は、一番最初の壁で、悩む部分でしたね。
◇全編を通してロボットを演じられていますが、その点で何か苦労したところはありますか?
玉城:みつさんは2回やられていますが、どうですか?
村田:稽古終盤に音響チームが合流し始めてから稽古速度が一気に落ちるよね。“きっかけ”を合わせましょうってなった時に、なかなか合わすのが難しくて。
玉城:結構シンプルに見えて、音の量も多いですしね。すっごい繊細なお芝居でしたよね。
小沢亮太:そうそう、間とか音とか合わせるの苦労しました。
村田:結構普段やらないとこまで音響チームと打ち合わせをして、2歩行って止まりますとか、3歩下がってこう動きますとかっていうのを本番前に細かく決めて、いざ本番ではまったく同じ動きを毎回やるっていうね。
小沢:ロボットだからこそ考える動き、お互いがつながるところとか。普通のお芝居じゃ考えないけど、ロボットだからこそという部分があるので、そのあたりは見てほしいですね。
村田:体幹を駆使したね。止まっている辛さとか、我慢するとか辛抱するとかいうのも多かったし。
玉城:だからこそにじみ出る人間力、ロボット感であったりっていうのが出てるんだと思います。
◇感情のないロボットの“感情”を表す難しさは?
玉城:普通の人間だったらこのセリフは自然に出てくる感情があったとしても、ロボットだから違う。でももしロボットだったらこの感情はどういう感情なんだろう?もはや感情なのか感情じゃないのかも分かんない…… みたいな感じです。そこのさじ加減ていうのは、凄く難しかったし、シャトナーさんと結構ディスカッションした部分です。
村田:僕は、まわりを客観的に見なきゃいけない部分が多かったところかな。ロボットだけど、役者欲をすごくもてた作品でした。
◇おすすめのシーンを教えてください。
村田:逃亡して戻ってきてからのロボットマイム。このシーンはある種見逃さすに見てほしいです。音響チームと話し合って練習した成果を見ていただければ。
玉城:各々のロボットが壊れていくさま。壊れて戻ってきてからの「帰ろうという」一言は一番好きなセリフです。
小沢:全部です。ぐっとくるし、切なくもなります。ぜひ最後のシーンまでじっくりご覧ください!
村田:僕はこの作品はアート作品だと思っていますので、そのあたりもお楽しみいただければ。
『SHATNER of WONDER ♯3 ロボ・ロボ』
テレ朝チャンネル1
放送日時:4月9日(日)午後5:00~7:00
※放送日時は変更になる場合があります。
出演:玉城裕規/小澤亮太/佐藤流司/荒木健太朗/山川ありそ/根本正勝/村田充
番組公式HP:http://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0167/
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