ドラマ『この世にたやすい仕事はない』(BSプレミアム)が4月6日(木)よりスタート。放送に先駆けて行われた試写会で、主演の真野恵里菜が仕事や結婚観について語った。
津村記久子の同名小説をドラマ化した本作は、仕事の苦労や楽しさを描く“お仕事ファンタジードラマ”。オーバーワークで燃え尽き小学校教諭を退職した主人公・かすみ(真野)が、ハローラボ(職業紹介所)の職員・正門(浅野温子)から紹介される奇妙な仕事を経験しながら、仕事の大変さや楽しさに気づいていく。
「“仕事を取るか結婚を取るか、両立させるには?”と考えている方たちに何かヒントになれば」と語る真野は、「仕事と結婚どっちを選ぶか」という問いに対して「結婚願望はなくはないのですが、正直まだ分からない」と。「今は仕事が一番好きなので。『それを超えるくらいの出会いってあるのかな』って夢を見ている段階です」と結婚観を語った。
また「現在の職業を選んでいなければどんな職業に就いていたか?」という質問には、動物好きでトリマーになりたいと思っていたことがあったと告白。だが、「20歳くらいのときにアレルギー検査をしたら“猫アレルギー”だっていうのが発覚して…」と挫折したと話し、会場を笑わせた。
本作には、ドラマオリジナルのキャラクターで、かすみの恋人・純が登場する。純を演じる塚本高史と互いの印象について尋ねられると、「最初は人見知りなところが出てしまってあまりしゃべれず、正直ちょっと怖い人なのかなって」(真野)、「僕も人見知りで、互いにそれを発揮していましたよね」(塚本)と距離があったことを明かしたが、撮影が進むにつれて打ち解けたという。
最後に視聴者に向けて「私も好きで役者をやっています。今回の撮影では寝る時間もなくて大変なこともありましたけど、『やっぱり仕事って好きだな』って思えます。好きなことを仕事にしてほしい。仕事をしている人には、この作品を見て『自分の仕事っていいなぁ』とか、大変なこともあるけど『やっぱり続けたいな』って思ってくれたら」とメッセージを送った真野。
異色のお仕事ファンタジードラマ『この世にたやすい仕事はない』は、4月6日(木)より放送。第1回は「バスのアナウンスをしごと 前編」を送る。
『この世にたやすい仕事はない』
放送日時:BSプレミアム 毎週木曜日 後11・00~11・29
番組ホームページ:http://www.nhk.or.jp/dsp/tayasui/