4月から放送中のバラエティ番組『#ジューダイ』(Eテレ 毎週(木)後7・25)の取材会が行われ、MCを務める音楽クリエイターのヒャダインと、原宿のカリスマ店員でタレントのぺえが登壇した。
同番組は、ヒャダインとぺえが全国の10代のあらゆる現場に潜入し、その本音を探るロケ番組。月に一度は生放送でお悩み相談企画を送る。
2人のコンビネーションについて聞かれると、「私は本当にヒャダインさんの手助けがあってこの番組をやれていると思っているので、本当に感謝です! 私の知らない世界をヒャダインさんは知っているので、ヒャダインさんから日々学ばせていただいています」とひと言ずつ丁寧に力説。ヒャダインは「選挙演説みたい(笑)」と笑いつつ、「僕は10代のころ勉強しかしてこなくて、ぺえちゃんは逆に運動しかしてこなかった。そんな2人だからこそ、それぞれシンパシーを持てる相手も違うので、持ち場がそれぞれちゃんとあるんです」とアピール。「すごいバランスのいいコンビだと思います!」とぺえがまとめあげていた。
番組のターゲットとなる10代については、「今の10代って一見チャラくてもすごく落ち着いてて、未来への展望がしっかりしている子が多いイメージ」と感心しきりのヒャダイン。一方ぺえは「今の子たちは消極的な子が多いとすごい感じていて。相談室を設けたときも、自分に自信がない子が多かったんです。私は10代のころからガツガツしていて肉食系で(笑)、すごい自分に自信を持ってたタイプだったので、そのエキスというか、私の魂みたいなものを今の子に伝えられてると思うんですよ。それで結構前向きに帰ってくれる子もいたので、やってよかったなと」としみじみ。「それは僕にはできないことなので助かっています」とヒャダインが付け加えると、すかさずぺえが「あ~~ん、バランスいいでしょう~?」と記者への猛アピールで名コンビぶりを発揮していた。
今でこそ音楽クリエイターとして大活躍中のヒャダインだが、10代のころは地味で、売れっ子になるまでは貧乏生活も経験したという。そんな人生の先輩として、10代にエールを求められたヒャダインは「僕は鬱屈した10代を過ごしてきたんですけど、36(歳)になって分かったことがあって。10代のころキラキラしててクラスで『ヤッホーイ!』って一軍になってたやつは、そこが人生のピークなんです!」とキッパリ。大爆笑に包まれる中、「そういう人たちに限って、『あのころはよかったな』とか昔話ばっかするような人間になるんですけど、僕なんかは昔話一切しないんですよ。今が一番楽しいから。なので、今の現状にコンプレックスを感じている子がいたら、周りの子を見て「こいつら今がピークなんだな、お疲れさま」って思えばいいんですよ。20代、30代、40代、50代、どんどん楽しいことが待っているので、人生に限界つけないでください、と伝えたいですね!」と全国の悩める10代にヒャダイン流のアドバイスを投げかけていた。
『#ジューダイ』は、Eテレにて毎週(木)後7・25より放送。4月27日(木)は生放送。
公式HP:http://www4.nhk.or.jp/judai/