NHK土曜ドラマ『神様からひと言~なにわ お客様相談室物語~』が6月10日(土)放送スタート。これに先駆け、第1話試写会が都内で行われ、出演者の小出恵介、岸井ゆきの、段田安則が登壇した。
大阪の食品メーカーを舞台に“痛快クレーム対応型サラリーマン物語”を描いた本作。主演を務めた小出は「現在絶賛撮影中でして、2か月くらい大阪に出張…単身赴任中ですね。結婚してないですけど(笑)」とあいさつ。さらに「『パッチギ!』ぶりに脚本の羽原(大介)さんにお会いしました。とにかく本からは熱を感じますし、僕らがせりふを言ってる情景が浮かんでくるんですよね。発しがいのあるせりふで、掛け合いをしていても楽しいです」と脚本を絶賛しつつ、自身の役柄についても「久しぶりに僕がよく演じていた、真面目な好青年をやらせていただきます。思ったことを曲げれない人は好きなので、演じていて愛おしいなと思ってますね」と。
大阪ロケのエピソードを尋ねられると、小出が「当たり前ですけど、皆さん関西弁で明るく元気ですよね!エキストラや通行人の方々がキャラが濃かったです。すごくグイグイくると言うか、“用意スタート”っていう合図ギリギリに僕の目の前にやって来て写真を撮ったりと…なんだか新鮮でした(笑)」と、岸井は「東京の撮影では、時間が押すことって“まぁあるかな”っていう感じなんですが、大阪だと『5分押してるやん、これ30分押すで』と言ってて、本当に気持ちのいい人たちだなと思いましたね」とそれぞれ東西ドラマ撮影事情を明かす。いっぽう「大阪はごはんが美味しいんですよね。ドラマに出てくる居酒屋の料理も美味しいです。あ、これどうでもいい話ですね」と早々に話を切り上げる段田に、キャストたちも思わず笑みがこぼす場面も。
また「クレーム対応」をテーマにしている本作にちなんで、“今まで受けた1番のクレームは?”という質問には、小出が「『パッチギ!』の時なんですけど、僕があまりに演技が出来なくて、井筒和幸監督からお前のギャラよりフィルム回ってるぞ!って。しかもみんながいる前なのに大声で、フィルム詐欺くらいに言われました(笑)」と自身の代表作での苦い思い出を語り、会場を沸かせていた。
土曜ドラマ『神様からひと言~なにわ お客様相談室物語~』
6月10日(土)スタート NHK総合 後8・15~(全6回)