「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」舞台第5弾「桃山ビート・トライブ」が、11月23日(木・祝)~12月3日(日)に上演されることが決定した。
「もっと歴史~」シリーズは、教科書には載らないような歴史上の出来事を興味深く面白くエンターテインメントとして表現する企画。シリーズ第5弾として上演される「桃山ビート・トライブ」は、第20回小説すばる新人賞受賞作である天野純希の同名時代小説を舞台化。安土桃山時代を舞台に、運命的に出会った4人の若者が、音楽を武器に世の中に立ち向かう。
脚本は金沢知樹、演出は、舞台第2弾「幻の城~戦国の美しき狂気~」、第4弾「剣豪将軍義輝~星を継ぎし者たちへ~」を手掛けた大関真が務める。
本作の上演決定にあたり、原作者の天野は「この作品は僕のデビュー作であると同時に、学生時代に熱中していたバンド活動の楽しさと、ステージ上から見た景色を忘れないうちに形にしようと書いた小説なので、自分の中では特別な作品になっています。今回の舞台化で、僕が小説に込めたものがまた別な形で観客の皆様に伝わっていくのだと思うと、非常に感慨深いものがあります。まずは肩肘張らず音楽の楽しさに触れていただければ、これ以上の喜びはありません。それでは、『いざや、傾かん』!」とコメントを寄せている。
チケットの先行予約や舞台の詳細は公式ホームページで随時発表される。
舞台「桃山ビート・トライブ」
日程:2017年11月23日(木・祝)~12月3日(日)
会場:EXシアター六本木
原作:天野純希「桃山ビート・トライブ」(集英社文庫刊)
脚本:金沢知樹
演出:大関真
企画:座間隆司
出演者:後日発表
企画協力:集英社
主催:「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」製作委員会(テレビ朝日ミュージック/ローソンチケット)
公式ホームページ:http://mottorekishi.com/momoyamabeat/
<あらすじ>
安土桃山時代。朝鮮出兵の本営で催された能興行で、見事な舞を見せたちほは、秀吉から喝采を受ける。
同じ頃、都の芸能の中心地である五條河原で、天下一の三味線弾きを目指す藤次郎は、出雲のお国一座の笛役者・小平太と出会う。
自由な一座を作ろうと座員探しを始めた二人は、元奴隷の黒人・弥介、ちほを仲間に加え、四人で一座を結成、諸国巡業へ。再び都に戻り、ちほの踊りと型破りな演奏、反体制的な言動で評判を集める。
一方、民衆の支配強化をもくろむ石田三成は、河原芸人たちに圧力を加え、藤次郎の一座も河原を追われるが、かねてから一座に興味を抱いていた秀次の庇護を受ける。
しかし、やがて秀次は失脚、秀次の妻子30余名の処刑が三条河原で行われる。
秀吉の残虐性を告発するかのように舞うちほ、藤次郎たちの演奏に触発された群集が暴徒と化し、刑場は大混乱に。
一座は、三成が放った豊臣の軍勢に追い詰められるが…。
©天野純希/集英社
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