8月27日(日)放送の『Love music』(フジテレビ系)は、『Love musicプレゼンツ~ムッシュかまやつ伝説~』と題し、今年3月1日に亡くなったムッシュかまやつの歴史に迫る。
番組では、ムッシュの軌跡を追うべく、ジャズミュージシャンの父を持つムッシュの誕生から、カントリーやロカビリー、ビートルズといった音楽との出会い、ザ・スパイダースでの活躍、吉田拓郎らフォークとの関係、60歳の年の差を超えたバンド結成など、78年の音楽人生をムッシュの名曲と共に追いかける。
このスペシャル企画が実現したのは、ムッシュの自宅倉庫から幻の映像や写真が発掘されたため。遺族の協力を得て、貴重な映像、写真の数々の公開が実現した。中でも「中央フリーウェイ」を歌うムッシュと松任谷由実の40年以上前の貴重な映像は必見だ。
また、松任谷由実がナビゲーターとして特別出演することも決定。13歳でムッシュと出会い、デビュー曲のプロデュースをムッシュが手掛けて以来、長年親しくしていた松任谷が、貴重な当時のエピソードを織り交ぜながら、貴重なVTRを紹介。さらに、VTRのナレーションは、ひとつ屋根の下で暮らしたこともあるというムッシュのいとこ、森山良子が務める。
<松任谷由実 コメント>
◇ナビゲーターを務めるにあたってどんな思いで臨まれましたか?
「ムッシュは亡くなってからさらに評価が高まっていて、生前に少なからず関わりがあったことをますます誇りに思うようになっていました。そんな中、今回の(企画の)お話をいただき、本当にうれしい気持ちで参加させていただきました。(収録をしてみると)シンプルなナビゲーションにも関わらず、いろいろと映像がよぎって胸が熱くなりました。事前にVTRを見せていただいたのですが、本当にかっこよく、日本で最初のロックバンドをけん引していたのだということを改めて認識し、足を向けて寝られないと思いました。13歳の時から個人的にムッシュを見知っていましたが、頭の中で思い描いていた姿と、実際にこのようにファイルされた映像とは良い意味でかなり違っていましたね」
◇個人的に今回の企画の見どころは?
「ムッシュがフォークの世界に飛び込んだ時というのが、デビュー曲をプロデュースしてもらってからしばらく親交が途絶えていた時期だったので、ムッシュのその変わり身に当時はついていけないところがあり、節操がない人だと思った時期も正直ありました。ですが、こうして時間がたってみると、それさえも革新的なことだったのだと改めて思いましたね。また、『中央フリーウェイ』は結婚前にムッシュのために書いた曲だったので、思い出にあふれていますし、ムッシュが保管していた映像が編集されたものではなく、松任谷(正隆)さんが映っていないムッシュと私の二人きりのアングルのものだったのが、くすぐったかったです(笑)」
◇松任谷由実さんにとってムッシュさんはどういう存在でしたか?
「中学生の時に出会ったとはいえ、長年の間に私も成長したにも関わらず、よく男と女の関係にならなかったなと思います(笑)。ものすごく洗練された、デリカシーのある、希有な男と女の友情だったんです」
『Love musicプレゼンツ ~ムッシュかまやつ伝説~』
フジテレビ系
8月27日(日)深夜24時30分~25時25分
<出演>
ムッシュかまやつ
ミッキー・カーチス
ザ・スパイダース
堺正章
井上順
井上堯之
Char
吉田拓郎
小山田圭吾
KenKen
山岸竜之介
他
ナビゲーター:松任谷由実
ナレーション:森山良子
番組サイト:http://www.fujitv.co.jp/lovemusic