『フェリシーと夢のトウシューズ』の公開記念舞台あいさつが行われ、日本語吹替版で主人公・フェリシーの幼なじみヴィクターを演じた声優の花江夏樹が登壇した。
パリを舞台にバレリーナになることを夢見る少女の物語を描いた本作について、花江は「僕はバレエをやったことがないのでなじみがなく、まず題材がバレエ?と驚いたのですが、観ていると夢をつかむために真っすぐに頑張る女の子のお話で気分が爽快になりました」と語った。また、「夢に向かってがむしゃらに頑張っていた頃を思い出しました」と自身とフェリシーを重ねた。
今回、初めての劇場版洋画の吹き替えとなった花江は「アフレコは1人ずつ録っていたので、他の皆さんがどんな芝居をしているか分からない状態で、完成するまでどんな感じになるか分からなかったので不安でした」と。「普段はラフの状態で声をあてることも多いので、完成した画を見ながらアフレコできるのは動きや表情があって分かりやすかったです」と収録を振り返った。
洋画の吹替版を観るのが好きだという花江は「洋画ならではの面白さを感じることができたと思います。空気感が違い、テレビアニメはかなりデフォルメされた演技が多いですが(この作品は)ナチュラルなところも多くあり、新鮮で楽しかったです」と。さらに、「思っていたよりもかなり出番が多くて幸せでした。僕にとってこの映画は『花江と夢の吹き替え』でした!(笑)」と、うれしそうに話した。
キャストの印象について「どんなお芝居をするのかなと気になっていました。ストーリーは既に知っているけど、新しい作品をまた観たような気分でした。ル・オー夫人役の夏木マリさんがやはり、すごくインパクトが強かったです(笑)。悪役感がすごく漂っていて、お芝居もぴったりでお会いしてみたいです」と話し、会場の笑いを誘った。
最後に「フェリシーが頑張っている姿が胸にジーンときます、僕も夢に向かって頑張らなきゃな、と思わせてくれる作品です。フェリシーとヴィクター、彼女がヴィクターに振り向いてくれるのかな、という恋愛要素も少しありますし、今夢に向かって頑張っている人にぴったりだと思います!」と見どころを語った。
<ストーリー>
19世紀末のフランス、ブルターニュ地方の施設で暮らすフェリシーは、バレリーナになることを夢見る、踊ることが大好きな少女。ある日、偉大な発明家を志している親友のヴィクターに誘われ、エッフェル塔が建設中の憧れの街パリを目指して施設を抜け出すことに…。やっとの想いで辿り着いたパリで、フェリシーはヴィクターとはぐれてしまうが、偶然にも夢にまでみたオペラ座を見つける。そこには、美しく踊るエトワールの姿があった…。元バレリーナで、今はオペラ座の掃除婦のオデットとの出逢い、お金持ちの一人娘カミーユや数々のライバルたちの熾烈な競争。まだ、バレエを習ったことさえないフェリシーは、情熱と勇気だけを胸に、夢の舞台に立つことができるのか…!?
『フェリシーと夢のトウシューズ』
全国ロードショー中
声の出演:エル・ファニング、デイン・デハーン、カーリー・レイ・ジェプセン 他
日本語吹き替え版:土屋太鳳、黒木瞳、花江夏樹/熊川哲也/夏木マリ
監督:エリック・サマー、エリック・ワリン
脚本:キャロル・ノーブル、エリック・サマー、ローラン・ゼトゥンヌ
配給:キノフィルムズ
公式サイト:www.ballerina-movie.jp
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