12月1日(金)公開の映画『鋼の錬金術師』のジャパンプレミアが開催され、主演の山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、夏菜、佐藤隆太、松雪泰子、曽利文彦監督が登壇した。
キャストたちは黄色い歓声と盛大な拍手を受けながら登壇。山田は「足をお運び頂きありがとうございます。やっと『鋼の錬金術師』を観て頂けるということで非常に緊張しています。ぜひ楽しんでいってください!」とあいさつ。
本作の魅力について山田は「この作品って原作ファンの人でない人も入り込めて、誰でも楽しめる作品に仕上がっています。弟、母、仲間への愛、そして兄弟の葛藤などいろいろな魂を繊細に描いている作品なので、たくさんの人に観ていただければと思います」と熱い想いを語った。
本作は、全米・ヨーロッパを含めた190か国以上の国々での公開が決定。日本映画史上最大規模の公開、そして今月19日にはニューヨークでのプレミア上映も控える。世界でも注目されている本作の魅力について、曽利監督は「原作が世界中で愛されている作品なので緊張して臨みました。これだけのキャストがそろっているので面白くないわけがない。世界中の方々にいろいろな形で受け入れられると思う。すごいものになっていると思うので、ぜひよろしくお願いいたします」とアピールした。
イベントも終盤に差し掛かり、マスコミ向けのフォトセッションを行う中、山田が「もう一人、参加したいヤツがいるんですが、呼んでもいいですか?」と錬成のポーズを取ると、ステージにアルの姿が。実はこのアルは、曽利監督がこの日のために最新のホログラム技術を用いて実現したもの。
「久しぶりだな、アル」と笑顔を見せ、「アルとの兄弟げんかのシーンは想像しながら演じていたりと大変だった」と撮影を振り返った山田。アルが「大変だったけど、楽しかったよね、兄さん」と返すと、山田が「お前、いなかっただろっ!」とツッコみ、息の合った“兄弟漫才”も披露した。
最後に原作でも有名なやりとり「いくぞ、アル!」「うん、兄さん!」という掛け声とともに上映がスタートした。
上映終了後、1500人の観客の前に山田、本田、ディーン、曽利監督がサプライズで登場すると、大歓声が湧き起こった。山田は「本当に生の声が聞きたいなと思ってサプライズで出させていただきました。感動しましたか?」と、観客に問いかけると会場からは拍手が送られた。
続けて「映像のすごさがピックアップされますが、何といっても内容!観ていただいた方には伝わると思うので、その感動を最初に見たお客さんである皆さんに届けてほしいです」と呼びかけた。
本田も「今回この映画を観て兄弟の絆に感動した人が多くいると思います。実際に見ていただいた方の声は、観ていない人に届くと思うので、ぜひ届けてほしいです」、ディーンは「この作品の素晴らしさが皆さんに伝わったと信じているので、他の人に伝えていただき、今日観た人は劇場にまた足を運んでいただきたい」と語った。
最後に曽利監督は「ご覧いただきありがとうございました。気に入っていただければ本作で描くことができなかった原作のエピソードで続きが作れるかもしれないです。拍手がより大きければまた再び会えると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」と。山田は「本当に素晴らしい作品が出来たのではないかと思っています。まだまだ話はたくさんあるし、登場していないキャラクターもたくさんいるので、今日の感動を皆さんが広げてくれれば、続編も作れるかもしれないので、ぜひお力を貸してください」と語った。