ドラマ『弟の夫』(BSプレミアム 3月4日(日)後10・00スタート)の試写会に、佐藤隆太、把瑠都、中村ゆりが登壇した。
本作は、田亀源五郎による同名漫画を映像化し、LGBTという現代的かつ繊細なテーマを扱った、心温まるヒューマンドラマ。シングルファザーの弥一(佐藤)の元に、突然、ひげもじゃの外国人・マイク(把瑠都)が訪問。カナダで暮らす弥一の双子の弟・涼二が亡くなり、マイクは涼二の同性婚の相手だった。弥一のゲイに対する偏見がぬぐえない中、マイクとの不思議な共同生活が始まる。
元力士の把瑠都は、昨年秋に舞台「グリーンマイル」に出演するなど、俳優としても活躍。連ドラ出演は今回が初めてながら、同性婚のパートナーを失うという難しい役どころに挑んだ。「すごい迷いがあった」と悩みぬいた上での出演だったことを明かしたが、「相撲も、芸能界も、今までのすべてがとってもいい経験。人間、一生懸命やれば何でもできると思う。去年も舞台もそうだし、今回のドラマもすごく大事に、この後の人生に生かしたいです」と。
把瑠都のキャスティングについて須崎岳プロデューサーは「把瑠都さんの名前が挙がって、雰囲気はいいなと思ったけどお芝居できるのかどうかという不安があった。その時ちょうど『グリーンマイル』が公演中で、見に行ったら、その演技がすごく素晴らしくて、とてもハートを感じた」と経緯を語った。
主演の佐藤は把瑠都の演技について「ふとしたときに抜群にグッとくる表情を見せるんです。そういうお芝居を見ると、『たまらん表情しやがって』みたいな(笑)、そういう表情を何度も見させていただいて刺激をいただけた」と大絶賛で、「また別の役でも共演したい」と。
把瑠都について1つだけ気になったことがあるという中村は「現場のお弁当が足りてたのかなって…」と直接疑問をぶつけ、「足りました」と言い切った把瑠都。しかし佐藤が「奥さんがプラスで弁当を持ってきてて…」と暴露すると把瑠都が「恥ずかしい話やめて~(照)」と赤面し、爆笑をさらった。
また、撮影現場では把瑠都がちゃんこ鍋をスタッフやキャストに振る舞ったそうで、中村は「歴代No.1ちゃんこでした!」と大絶賛した。
ドラマ『弟の夫』は、BSプレミアムで3月4日(日)後10・00スタート。毎週(日)後10・00放送。全3回。