MBSドラマ特区『結婚予定日』(MBSほか 毎週木曜 深夜0時59分ほか)で、結城真臣(松田元太)と恋をする河合佳子を演じる大原櫻子さんにインタビュー。松田さんの印象や佳子のファッションについて、5話の見どころなどを聞きました。
本作は小説投稿サイト「エブリスタ」で圧倒的人気を誇る西原衣都の小説を原作に、ムノがコミカライズを担当した漫画アプリ「マンガBANG」連載中のWEBコミックをドラマ化。大原さん演じるアラサー女子・河合佳子と松田さん演じるクールでミステリアスな後輩・結城真臣が繰り広げるちぐはぐなオフィスラブストーリーを描く。
◆佳子をどのように演じようと思われましたか?
脚本を読んだときに、涙をするシーンやムズムズとしたじれったいシーンが多く、ただその分笑顔がチャーミングな女性だなと感じたので、見ている方から愛されるような佳子を演じようと思いました。
◆佳子がカメラに向かって語り掛けるシーンは珍しいと思うのですが、実際に演じられていかがでしたか?
こういう演出が初めてで、最初に脚本を読んだときは、モノローグだからアフレコとして後から声を入れるのだろうと思っていたのですが、監督から「そういうバージョンも録るけど、心の声を言っているバージョンも撮るよ」と言われました。なので、いつもより撮影の分量が多かったので、そういったところは少し大変でしたが、新しい試みでしたし、出来上がりを見たときに「こういう演出、面白いな」という喜びが大きかったです。
◆語り掛けるシーンで印象的だった撮影はありますか?
1話で出てきた丸から顔を出して語るシーン。実はすごくアナログな撮影方法で、「櫻子さん、そこに立っていてください」と言われて、スタッフさんが丸を切り取った紙をカメラにペラっとやっていたんです。そのアナログさがかわいいというか。その演出がすごく好きで、印象に残っています。
◆佳子のファッションも見どころの一つですね。
本当にファッションを楽しんでいました。作品を通して、33着の衣装に着替えたのですが、ウーパールーパーがちりばめられているラフな部屋着のパンツがとてもかわいくて、撮影終わりに頂きました(笑)。あとバンダナやカチューシャといった髪飾りや、イヤリングも変えて、着替えが忙しかったですが、毎回すごく楽しみでした。今着ている洋服はデートの勝負服みたいな感じで、1話で着ていたものです。
◆その33着の中でも特に好きだった衣装を教えてください。
浴衣ですね。衣装選びのときにひと目ぼれしたんです。かわいらしいピンクの差し色が入っていてすごくお気に入りです。
◆結城を演じる松田さんの印象を教えてください。
いい意味で結城真臣という役と真逆だなと思いました。非常に感情も豊かで明るいし、とても元気な方。それこそTravis Japanさんとしての松田さんは、アイドルとしてカッコよくて、そのギャップが魅力的だなと思いました。
◆実際にお芝居で対峙されてみていかがでしたか?
結城はAIみたいな男性という設定ですが、日に日にお芝居や役の解釈がお互いに深みが増していったことによって、実は結城の心の中はすごく動いているんだなと感じ取れるようになりました。
◆現場でのエピソードを教えてください。
松田さんが常に笑わせてくれました。それと、松田さんに「櫻子さん、この芝居うまいですね」と2話のほろ酔いのシーンを褒められました(笑)。ちょっとほろ酔いな2人が初めて、距離が近くなるシーンがあるのですが、そこは原作を読んだときに、音楽の現場にいたのですが、思わず「ひゃー」と言って、周りのスタッフさんに「何?何?」と驚かれてしまうぐらい胸キュンしたので、そのシーンが原作で一番好きです。
ムズなところでは、4話で会社のみんなとバーベキューへ行くのですが、そこで心が離れたり、逆に気持ちに気づくシーンがあって。中でも、すごく景色のいいところで結城さんと話すシーンは「まさかそんな展開なの!?」と裏切られるような展開になっていて、そこはムズキュンのムズの頂点なんじゃないかと思っています。
◆大原優乃さんとは『なれの果ての僕ら』に続いての共演となりますが、サスペンスな作品とはまた違ったお2人が見られるのかなと思うのですが、何か現場でお話をされましたか?
前回のドラマでは、そこまでお互い絡みがあるわけではなかったですし、優乃ちゃんの役も落ち着いていて。今回は、髪の色もピンクになって、明るく元気なキャラクター。より優乃ちゃんの笑顔が満載のドラマなので、絡みも多いですし、すごく楽しくやらせていただいています。
◆2作連続で共演することはどのタイミングで知りましたか?
『なれの果ての僕ら』のクランクアップの日に、「次もお願いします」と言われて、私、優乃ちゃんも一緒だということを聞いていなかったので、今後もよろしくってことかなと思って、「いや、ありがとうね、またね」って言って別れたんです。それで、お化粧を落としているときに、メイクさんに「次のドラマ、優乃さんと一緒なんでしょ?」と言われて、「そういうこと!?」と思って、優乃ちゃんのところに戻って「『結婚予定日』の話?」と聞いたら「そうです!」となって(笑)。とてもテンションが上がりました。
◆佳子は30歳までに結婚をしたいという目標を立てていますが、大原さんが30歳までにやりたいことはありますか?
海外で歌を歌うことをしていなかったので、どこか海外で歌を届けたいなという夢があります。ニューヨークに1人で行くこともあるので、ニューヨークですかね。小さいカフェだったり、おしゃれなバーで、一台のピアノと一緒にお酒に合うような歌を歌いたいです。
◆松田さんはTravis Japanとして海外でも活動されていますが、何かアーティストとして刺激を受けたことはありますか?
現場でも英語の歌詞をちゃんと手で書いて、発音の練習をなさっているのを見ると、すごく真面目な方なんだなと思いました。『結婚予定日』もそうですが、真摯に向き合う、一生懸命な姿というのは本当に尊敬しますし、初心を忘れない人だなと思って、そこはすごく勉強になりましたし、あらためて私も大事にしようと思いました。
◆5話の見どころを教えてください。
すごくスピード感のある回になっています。一気にこのドラマの終わりを匂わせながらも、また物語が始まっていくような展開があります。病院のシーンでは、佳子が自分の思いに気づくので、より結城との絆が深まっていく回になっていると思います。
PROFILE
大原櫻子
●おおはら・さくらこ…1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。
番組情報
ドラマ特区『結婚予定日』
MBS:毎週木曜 深夜0時59分~放送
テレビ神奈川:毎週木曜 午後11時30分~放送
チバテレビ:毎週金曜 午後11時~放送
とちぎテレビ:毎週木曜 午後10時30分~放送
テレビ埼玉:毎週木曜 午後11時30分~放送
群馬テレビ:毎週木曜 午後11時30分~放送
<配信>
MBS放送後に、FODにて見放題独占配信
TVer、MBS動画イズム 無料見逃し配信1週間あり
<キャスト>
松田元太(Travis Japan)、大原櫻子
柾木玲弥、大原優乃、小島梨里杏、宮澤美保、野崎智子、佐藤友祐(lol)、古屋呂敏
<スタッフ>
原作:「結婚予定日」マンガBANGコミックス(原作:西原衣都/漫画:ムノ)
監督:深川栄洋、大内隆弘、森裕史
脚本:綿種アヤ、ニシオカ・ト・ニール、藤平久子
音楽:都筑孝
OP主題歌:Travis Japan「99 PERCENT」(Capitol Records)
ED主題歌:のんぴー「でんせん」(Nonpy records)
制作プロダクション:東北新社
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
製作:「結婚予定日」製作委員会・MBS
公式HP:https://www.mbs.jp/kekkon_yoteibi
ドラマ公式X(Twitter):@dramatokku_mbs
ドラマ公式Instagram: @dramatokku_mbs
ドラマ公式TikTok:@drama_mbs
●hair&make/梅原さとこ(Bellezza Studio) styling/黒田匡彦 衣装協力/ジェーン マープル:セント メアリ ミード、組曲:オンワード樫山
©「結婚予定日」製作委員会・MBS