トム・ハンクス主演映画「王様のためのホログラム」の公開直前イベントに、竹内力とふなっしーが登壇した。
本作は、トム・ハンクス演じる主人公は大手メーカーの取締役だったが、業務悪化の責任を問われ解任。愛する娘の養育費を払うためにIT業界に転職し、一発逆転をかけてサウジアラビア王国に売り込むに行くも、オフィスはボロボロ、担当者は不在で体も心も追い詰められていく…。
劇中の主人公のように人生の新たなステップを踏み出そうとしているゲストとして、ふなっしーが登場。新しいステップを模索中らしく「もう日本ではいろいろやり尽くして、最近モチベーションがないなっしー。何か新しいことをしたいと思っているなっし。この映画は、ほんわかする不思議な映画。普段行くことのできないサウジアラビアに行ったらどうなるか、疑似体験ができた。でも、こんな目に遭うならサウジアラビアには行かない!!(暑くて)ドライフルーツになっちゃうなっしー!!」と。
すると、いくつもの転職を乗り越え活躍する俳優の竹内がアドバイスするために、作品にちなみサラリーマンふうのスーツ姿で登場。「まさかアクション映画以外でイベントに呼ばれるとは思ってもみませんでした」と驚いた様子を明かし、「(主人公が巻き込まれていく展開に)ハラハラドキドキさせられて、トム・ハンクスさんの名演に引き込まれまして楽しみました。ふなっしーには初対面で飛び蹴りされました(笑)」と突然の冗談を交えてあいさつした。
そして、竹内が銀行員であった過去が明かされ、当時の写真も公開されるとふなっしーが「ヤミ金でしょ!お金借りにくそう」と間髪入れずに答え、会場を沸かせていた。竹内は、「中卒の予定が高卒になって、銀行に就職できたのは熱血の金八先生のような担任の先生のおかげ。いい時代だったんです。16歳からパンチパーマをあてていたけど、道徳心があればできるんですよ(笑)」と振り返り、銀行員時代に習得した札束勘定の技を披露した。
さらに「大切なのは、耐える時は耐えて自分を信じること!」と熱く語り、ふなっしーがこれからどうすればよいかという悩みに対して、「海外へ行け!友達はなっしー(無し)?」(竹内)、「…ちょっと(竹内は)面倒くさい人なっしね」(ふなっしー)と随所に挟まれる竹内の親父ギャグに困惑しつつも、南の島でのんびりしたいと言いながら第二の人生ならぬ梨生を拓くために竹内の言葉を受け止めた。
また竹内は「演歌歌手でもあるので、ヒット曲を出したいですね。映画製作も地道にやっていきたい。この作品は、自分の人生の終焉を考えたりすることもあるので感じるものがある。そして勇気がもらえる作品なので、ぜひ見てほしい」とPRして締めくくった。
映画「王様のためのホログラム」は、2月10日(金)より全国公開!
配給:ポニーキャニオン
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公式サイト:http://hologram-movie.jp/