2017年4月5日から始まる舞台「野良女」。公開に先がけ、イベント「野良トーーーーーク」が開催され、佐津川愛美、芹那、菊池美香、沢井美優、深谷美歩のメインキャストに加え、演出の稲葉賀恵、原作者の宮木あや子が登壇した。
本作は、アラサー独身女子5人が行きつけの大衆居酒屋に集まり女子会を開く。出てくる話は「25歳を過ぎれば普通に結婚できるものだと思っていたのに、なぜ、自分はできないのか…」ということ。結婚?仕事?何の為に生きてる?と常に悩みがつきず、何事をするにも現実が重くのしかかってくる。グチを言ったり自暴自棄な発言をしながらも、心底にあるのは「幸せになるまで死ねません!」ということ。そんなあがき続ける5人の女性たちの日常と葛藤を描いている。
本イベントでは、公開製作発表も併せて行われた。佐津川は「お話をいただいたときは、“マジかぁ”と思いましたが、原作も舞台の脚本もおもしろく、これに乗っかれば大丈夫だと思いました。絶対面白いモノにします!」と意気込みを語った。原作には下ネタがあるも「全然平気です!事務所NGも特にありません!」と。また、芹那も「脚本をよんだら下ネタばかり…どうしようと思いましたし、アラサー女性5人が集まる現場にもドキドキしていますが、最近(自身が演じる)役が自分の中に入ってきたなと感じています。当日の仕上がりを楽しみにしていてください!」と語った。
ほかにも「原作を読む前、“電車で開けない”などの感想を耳にしていたので、実際に読んでみると意外とソフトに感じましたが、5人が実際に立つとリアル感が増して、きっとハードな部分も出てくると思います。楽しみながらやりたいと思います」(沢井)、「最初は女性ばかりの現場が不安でしたが、皆さん優しくていい人たちばかりです。今まで10代や20代の役が多かったので、今回の年齢設定と下ネタの量は、私の新境地になると思います!」(深谷)、「まだ公演をやっていないにも関わらず、“絶対、面白いモノになる”というヘンな自信があります。これから私たちのリアルな気持ちも反映させていきたいですし、「野良女」が流行語になる勢いで頑張ります」(菊地)とそれぞれコメントした。
演出の稲葉は「男性俳優はどんどん女優っぽくなっていきますが、反対に、女優はどんどん男勝りになっていくものだと思います。(5人が)自分たちで自然とぶつかり合い、大股で歩き出すようになればいいなと思います」と。また、原作者の宮木は「実は以前、今回のスタッフから「野良女」をドラマ化しようと言われていたのですが、大量の「ピー音」が入るという理由で全局から断られたんです。でも、舞台にできると聞き、“なるほど、その手があったか!”と思いました。こうして演じてくれる方も集まり、脚本も私が書いたもの以上に面白いです。絶対に見てほしい」とアピールした。
舞台「野良女」は4月5日(土)より新宿シアターサンモールにて上演
公式サイト:http://noraonna-stage.jp/