アカデミー賞女優、ナタリー・ポートマン主演の注目作「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」(3月31日(金)公開)の特別映像が到着した。
今作でナタリーが演じるのは、ジョン・F・ケネディの妻ジャクリーン・ケネディ。“ジャッキー”の愛称で親しまれる彼女が歩んできた激動の人生と知られざる真実に迫るため、ジャッキーとジョン・F・ケネディが結婚してからの10年間を徹底的にリサーチ。自ら知性と才覚、そして深い愛で“ケネディ大統領”を作り上げてきた名プロデューサーでもあるジャッキーの姿を描き出す。
今回公開されたのは、ジャッキーが生きた当時のホワイトハウスと、彼女の動きやせりふをナタリーが完全再現している映像。
実は、“史上最も有名なファーストレディ”として熱狂的な人気を獲得していたジャッキーがファーストレディになってまず取り組んだことは、ホワイトハウスの修復だった。「ホワイトハウスは単に大統領の自宅兼仕事場ではなく、アメリカの歴史、芸術、文化、国家のプライドを象徴する場所でなければならない」と考えたジャッキーは、自身で調達した資金でホワイトハウスを修復。その後、史上初めてホワイトハウス奥深くにテレビカメラが入った番組「A Tour of the White House with Mrs.John F. Kennedy」が全米で放映され、同番組はエミー賞を獲得した。番組が1962年2月14日に放映されてから55年、本作で完全に再現された番組の製作風景が公開された。
公開された映像では、驚くべき撮影方法が次々と明かされている。
同番組を再現するために、撮影クルーはまずパリのスタジオでホワイトハウスの一部を建設。一から作られたそのセットで、当時のジャッキーと全く同じ立ち位置でナタリーがホワイトハウスの内部について説明する様子が伺える。パブロ・ラライン監督は「シーンの一つひとつ、当時を再現している。せりふも一言も変えていないんだ」と説明。その言葉のとおり、各シーンでのジャッキーの動作がナタリーによって完全再現され、モニター上には、ナタリーとジャッキーの動作がシンクロしている様子が映し出されていた。
また、当時のザラついた映像を表現するため、特殊なカメラを用いて当時と同じ技術で撮影を行うというこだわりも見せているこのシーン。ジャッキーが手塩にかけて修復したホワイトハウスが55年ぶりによみがえったその全貌は、ぜひ映画本編でチェックしてほしい。
「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」は、3月31日(金)より全国公開。
<作品情報>
1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領は、テキサス州ダラスでのパレードの最中に銃撃される。目の前で愛する夫を暗殺されたファーストレディのジャッキーは、怒りと衝撃に震えていたが、悲しんでいる時間はなかった。すぐに副大統領が新たな大統領に就任して激務を引き継ぎ、刻一刻と夫が過去の人になっていくのを目の当たりにしたジャッキーは、彼の名前と功績が後世に残るかどうかは自分の行動にかかっていると気が付いた。自らの手で築き上げてきた『ケネディ伝説』を永遠にするために、ジャッキーは命の危険さえも顧みず、最後の使命に身を投じる。
■スタッフ
監督:パブロ・ラライン
脚本:ノア・オッペンハイム
製作:ダーレン・アロノフスキーほか
■キャスト
ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート
■公式サイト
http://jackie-movie.jp/
©2016 Jackie Productions Limited