コブクロの約1年半ぶりの新曲「心」が、福士蒼汰主演映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の主題歌に決定した。
新曲「心」は、サラリーマン経験のある小渕健太郎が、実際に映画を見て共鳴し、書き下ろした意欲作。また、コブクロの楽曲でバンドが入らずオーケストラだけで歌う初めての試みに挑む楽曲となる。
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は、第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作、60万部を突破した人気小説「ちょっと今から仕事やめてくる」(北川恵海著)の映画化。主人公の謎の男・ヤマモトを福士蒼汰、就職した会社の厳しいノルマとパワハラに心身ともに疲弊した若者・青山を工藤阿須加が演じる。また、黒木華、小池栄子、吉田鋼太郎という豪華キャストが出演する。
<コブクロ コメント>
この「心」という楽曲は、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の
書き下ろしとして作りました。
僕自身、営業職として、外回りをしていた経験があります。
高卒で新卒入社の僕は、その環境しか知らず、
「社会とはこういうものだ」「働くとはこういう事だ」と思い込み
ただ無我夢中で働いていました。
働く事で、自分を知り、楽しい経験も数多く出来ました。
しかし、心はボロボロなのに、身体だけで出社している様な日もありました。
この映画を見て、リアルに思い出した事が沢山ありました。
その記憶が突き刺さった場所には、
あの頃、うまくコントロール出来なくなっていた「心」がありました。
自分の中には、「心」というもう一人の存在があり、
一心同体で、一人の人間として生きていると感じます。
体が心を無視すると、何も感じなくなり、どこかで歯車が狂い始めます。
心が体を無視しても、同じです。
「心」は、他人には見えないので、顔は元気そうにしても
実は、心は萎れ、今にも腐ってしまいそうな人だっています。
しかし、風も光も入らない場所に心を閉じ込めておけば、腐るのは自然の摂理で
誰かが気付いてあげなければ、心はそのまま朽ちてしまいます。
そんな心に、光や風を送るのも、守るのも、
自分しかいないと思うのです。
心が生き生きし始めると、様々なイメージが沸き、
閉じこもっていた時とは全然違う自分になれます。
「心と生きること」
それが、自分の人生を変えるという事を
この曲を通して、感じてもらえたら嬉しいです。
<成島出監督 コメント>
“働く人”は誰しも、充実した日々を実感できるときもあれば、行き詰ってしまうときもあります。そんな希望を持てなくなってしまったときにこそ、この映画が新たな一歩を踏み出すきっかけになって欲しい。これは我々が、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』をつくる上で、常に心に留めていたことです。
もちろん映画のエンディングを飾る主題歌も、その想いを共有して頂ける方にお願いしたいと考えていました。ですので、コブクロさんに主題歌のオファーをしたのは自然の流れだったのかもしれません。小渕さんの会社員として働いていたときに感じた想いが込められた歌詞と、2人の歌声にとても感動しました。コブクロさんだからこそ歌える楽曲「心」は、映画と同じく、すべての“働く人”の背中を押してくれることでしょう。
<福士蒼汰 コメント>
映画を包み込んでくれるような優しい歌で、感動しました。
登場人物の心にそっと寄り添うように書かれた詩が
演じ手の僕の心にも届き、聴いていて心地よかったです。
「君は僕の心 生まれた時から共に生きてる」
2つの心は1つで生きてる。
この映画を観て、この音楽を聴くと絵と詩が重なり合うと思います。
<工藤阿須加 コメント>
初めてコブクロさんの「心」を聴いて、感動して涙が出ました。
ヤマモトと隆、それぞれの想いが歌詞に込められているような気がしました。
暗闇の中から抜け出せずに、小さな光を探しもがき苦しむ人々、
誰しもが心に持っていて、表には出せない感情が詰まっているメロディ。
映画を観てくれた人に、一歩を踏み出す勇気をくれる優しく強い楽曲だと思いました。
Newシングル「心」
5月24日(水)発売
初回限定盤【CD+DVD】\2,800+税
通常盤【CD only】 \1,200+税
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』
5月27日ロードショー
出演:福士蒼汰 工藤阿須加 黒木華 小池栄子 吉田鋼太郎
監督・脚本:成島出
原作:北川恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
主題歌:コブクロ「心」(ワーナーミュージック・ジャパン)
配給:東宝(株)
映画公式サイト:choi-yame.jp
©2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会