世界最大級の美術館の歴史に迫る4・29公開「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」日本版予告編解禁

映画
2017年03月19日

107411_01_R「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」が、4月29日(土)より全国順次公開。これに先駆け、日本版予告編が解禁された。

 世界三大美術館といわれるのが、フランスのルーヴル(1793年設立)、米国のメトロポリタン(1870年設立)、そしてロシアのエルミタージュ。中でも1764年創立のエルミタージュ美術館は最も古く、絵画、彫像、宝飾品、陶磁器、武具など膨大な所蔵品は世界一と言われ、300万点の至宝に、2,000の部屋、他のどの美術館よりも多い学芸員を有し、年間366万人以上(2015年)の入場者が訪れる世界最大級の美術館である。

今回解禁された予告編は、エルミタージュ美術館の青い空に白と緑が鮮やかな昼間の荘厳な姿から始まり、美術館の創始者である女帝エカテリーナ2世の肖像画、ミケランジェロの彫刻「うずくまる少年」や、エルミタージュ美術館・冬宮が占領された、かの有名なレーニンの十月革命の様子も収録。戦時中、スターリンの手から美術品を守るため秘密裏に列車で運び出す姿など、美術館の絢爛豪華な姿とは裏腹な国の情勢に翻弄された250年の歴史が明らかになるほか、レンブラント、ルーベンス、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、モネらの時代を越えた世界の有名芸術家たちの作品も続々登場する。

エルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー館長をはじめ、著名な彫刻家アントニー・ゴームリー、世界一の建築家とも言われるレム・コールハース、美術館の各専門の学芸員たち、またレニングラード包囲戦を生き延びた生存者や「戦場のメリークリスマス」などで知られる俳優トム・コンティによる声の出演など多くの人の尽力によって完成した本作。極上の宝を探求しながら、美術品を紹介するだけにとどまらず、その背景に寄り添う歴史と戦火からエルミタージュ美術館を守り続け、犠牲になっていった歴代の館長、学芸員たちの知られざる物語も垣間見ることができる。

「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
4月29日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国順次公開

公式HP:
http://www.finefilms.co.jp/hermitage/

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