WOWOW開局25周年記念イベントとして、日本初のトニー賞公認のミュージカル・コンサートが3月18日(土)に東京・国際フォーラム ホールAにて行われ、そのコンサートを生中継でWOWOWで放送される。本公演に先立ち、「生中継!トニー賞コンサート in TOKYO」のミニ会見が行われ、ケリー・オハラ、マシュー・モリソン、井上芳雄、濱田めぐみが登壇。
本イベントは、世界最高峰の演技賞、トニー賞に輝いた数々の名作ミュージカルを彩る珠玉の楽曲を、日米のミュージカルスターが競演し歌声を披露する。ブロードウェイミュージカル「王様と私」で第69回トニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞したケリー・オハラ、米国のテレビドラマ『glee/グリー』のウィル・シュースター約で人気を博し、「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」で第59回トニー賞ミュージカル助演男優賞にノミネートされたマシュー・モリソン。日本からは「エリザベート」「モーツァルト!」などに主演し高い評価を得ている井上芳雄に、劇団四季を経て「デスノートTHE MUSICAL」などの話題作に多数出演している濱田めぐみが出演し、コンサートの模様は、WOWOWにて生中継される。
初来日となるケリーとマシューは、すでに日本観光と日本食を堪能したようで「細かいところまで心が行き届いていて、本当に美しい国。あと3日ほど滞在する予定なので、食べられる日本食は全部食べて帰りたい」(ケリー)、「妻と京都に数日滞在して、着物を着たり伏見稲荷に行ったりと街の中を観光しました。歴史も長く、文化も人もすばらしい国」(マシュー)と日本を気に入った様子。
また、競演する井上&濱田について「いろいろと話したり、2人の歌声を聞いたりして、見た目の美しさと内面の美しさがマッチしていると思いました。18日のコンサートが楽しく過ごせそう」(ケリー)、「実は、めぐみさんに恋をしてしまいました。なので、井上さんにはライバル心が芽生えました(笑)」(マシュー)とコメントし、井上を肘でつつく場面も。
井上&濱田は、今回のイベントについて「最初にお会いしたときは“本物が来た!”といううれしさがあった。デュエットしている場面を見て、ブロードウェイの風が吹いたので、僕たちも負けずに日比谷の風を吹かせたいと思います!」(井上)、「昨日の夜から緊張していたんですが、暖かくフレンドリーに接していただいてうれしかったです」(濱田)とブロードウェイミュージカル俳優との競演を喜んだ。
コンサート内容について聞かれると「トニー賞が一体何なのかというのが分かる舞台にしたい。我々が出演した作品の楽曲はもちろん、井上さんや濱田さんが出演された作品の楽曲、そして昔から最新のものなど、たくさんの楽曲を聞いていただけると思います」(ケリー)、「舞台と音楽を通じて、言葉が通じなくてもひとつの愛で包まれている世界ということを表現できたら」(濱田)とコメント。
ここでケリーとマシューによる、初めて共演した「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」より『セイ・イット・サムハウ』の歌唱が披露された。ピアノのキレイな旋律に乗って、見つめ合いながら歌い合う姿に、井上&濱田を始め会場中は2人の歌声に聞き入っていた。
さらに井上と濱田より、ケリーとマシューに名前入りの提灯がプレゼントされた。「アメリカに帰ってもこれを見て僕たちのこと、日本のことを思い出してください」(井上)とそれぞれプレゼントされると「WOW!」と喜んでいた。
最後に「2015年に渡辺謙さんと共演して日本に来てみたいと思っていました。そして、この機会に呼んでくださった感謝の気持ちを込めて18日のコンサートは一生懸命歌いたい」(ケリー)、「私たちの愛が皆さんにお届けできるように頑張りたい」(マシュー)、「ケリーとマシューが日本に居るよということを日本中の皆さんに声を大にして伝えたい(笑)。初めての生中継で何が起こるか分かりませんが、そのドキドキも含めて素晴らしいミュージカルの名曲たちを一緒に体験してください」(井上)、「自分の出来る限りのエネルギーと愛を舞台上に注いで、楽しいステキな舞台になるように頑張りたい」(濱田)とそれぞれ意気込みを語りました。
WOWOW開局25周年記念「生中継!トニー賞コンサート in TOKYO」は3月18日(土)夜6・00~ WOWOWにて放送。