映画『無限の住人』のゴールデンウィークの公開を前に、木村拓哉と杉咲花が全国10都市を巡る大規模キャンペーンの実施が決定。華々しいスタートを切るべく、本作の撮影地となった京都でプレミアイベントが行われた。
お花見シーズン真っ只中の春の京都の特設ステージ前には、招待された1000人の一般客だけでなく、会場の隣にある公園にまで人が押し寄せ、予想を超える約2000人が集結。木村と杉咲が登場すると、大歓声が沸き起こった。
不死身の男・万次を演じた木村は、「このような場所は久々ですので、とても緊張しています」と挨拶。京都での撮影について聞かれると、「京都は素晴らしい場所で、作品の時代背景を考えても、この場所はもっと適した撮影場所だと思います。撮影は、極寒の山の中だったので、白い息が、斜光によって横や後ろからだと写り込んでしまう。そのため、出演陣には氷が入った紙コップが配られ、口を冷やして臨みました。衣装は着流し、素足に履物のスタイルでしたが、カイロを一枚も撮らず臨みました」と過酷な撮影のエピソードを明かした。
万次に用心棒を依頼する少女・浅野凜役の杉咲も「いま同じ話をしようと思いました(笑)。私はじんわりと温まりました」と話し、「劇中の万次さんは、体を張ってまで凜を守ってくれる用心棒です。撮影現場でも相手の事を気遣い、私の事を思いやってくれるんです。万次さんと木村さんは、共通するものがあると思います」と語った。
また、全国10都市を巡る「全国の“住人”に会いに行きます!ニッポン“無限の旅”」キャンペーンについて、木村は「直接こうやって皆さんとちゃんと向かい合って作品を手渡せることっていうのは、一番うれしいことなので、すごく楽しみです。ちょっと特別な思いになってしまうかもしれないけれど、このような特別なキャンペーンを通じて再び熊本にいけるのは、すごく楽しみです」と。
杉咲は「キャンペーンでこんなにたくさんの都市に行くのは、私にとって初めての経験で、ドキドキしているんですけど、木村さんもおっしゃったように、直接皆さんに自分の足で作品をお届けできることは、本当にうれしくて、とても楽しみです」と、意気込みを語った。
さらに、三池組へ初参加の木村は、「共通の言語はもちろん日本語ですが、自分の感覚としては、海外の撮影舞台に参加している印象でした」と振り返り、「杉咲さんはもちろん、役者の皆さん全員がワンカットを全力で臨み、今日、太秦のスタジオで当時のスタッフと再会致しました。皆さんが『おかえり』と言ってくれたので、『ただいま』って応えました。スタッフの皆さんには感謝をしています。本当に良い現場に参加できたと心強く思います」と思いを明かした。
最後に、木村が「最初から最後まで、ワンカットも見落とすことなく、受け取ってほしいので、映画館の客席に着かれる際には、必ずお手洗いをすませて、頭から最後まで堪能してほしいと思います。よろしくお願いします」と作品に込めた思いを語った。
映画「無限の住人」
4月29日(土)全国ロードショー
木村拓哉
杉咲花 福士蒼汰
市原隼人 戸田恵梨香 北村一輝
栗山千明 満島真之介 金子賢 山本陽子
市川海老蔵 田中泯 / 山﨑努
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
監督:三池崇史
脚本:大石哲也
音楽:遠藤浩二
主題歌:MIYAVI「Live to Die Another Day-存在証明-」(UNIVERSAL MUSIC)
製作:映画「無限の住人」製作委員会
制作プロダクション:OLM
制作協力:楽映舎 東映京都撮影所
配給:ワーナー・ブラザース映画
映画「無限の住人」オフィシャルサイト:http://www.mugen-movie.jp
©沙村広明/講談社©2017映画「無限の住人」製作委員会