7月1日(土)より全国順次公開される映画「地獄愛」の予告編と場面写真が到着した。
本作は、オースティン・ファンタスティック映画祭2014にて最優秀作品賞など4冠を達成し、ベルギーのアカデミー賞といわれるマグリット映画賞2016で3部門を受賞した、狂気のラブストーリー。アメリカに実在した殺人鬼カップル、レイ&マーサをモデルにしており、出会い系サイトで知り合った結婚詐欺師ミシェルとシングルマザー・グロリアの狂気的な恋愛模様を映し出している。詐欺師の姉と偽り行動を共にしながらも、抑えきれない嫉妬から殺人を繰り返してしまうグロリア、そしてそれに喜びを感じるミシェルの姿には、どうしようもなく滑稽で、愛おしく、強く共感できる男女の性が表現されている。
※予告編youtube:
監督を務めたのは、デビュー作「変態村」でカンヌをはじめ全世界に騒然と熱狂をもってその名をとどろかせたベルギーの鬼才ファブリス・ドゥ・ヴェルツ。今後、「変態村」「地獄愛」を含めた“ベルギーの闇3部作”を制作予定だという監督は、「魅力的な文脈と俳優たちと戯れ、罪深く、不気味で詩的な映画を作りたい」と語っている。
今回公開された予告編は、殺人鬼カップルと化す2人の出会いから始まる。徐々にミシェルにほれ込み、嫉妬と寂しさに苦しみ、狂気が芽生えるまでのグロリアの表情がよく分かる仕上がりだ。
映画「地獄愛」は、7月1日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
<作品概要>
シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師だった。グロリアはミシェルに出会ったとたん深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないよう強要する。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつしかその異常な愛を心地よく感じるようになり、きょうだいと偽りともに結婚詐欺をする道を選ぶ。
■STAFF&CAST
監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演:ロラ・ドゥエニャス、ローラン・リュカ、エレーナ・ノゲラ
©Panique / Radar Films / Savage Film / Versus Production / One Eyed – 2014