清水富美加と松井玲奈が売れない女漫才師役に挑んだ話題作「笑う招き猫」(公開中)より、舞台あいさつが行われ、出演者の松井玲奈、落合モトキ、前野朋哉、なすなかにしの中西茂樹、那須晃行と飯塚健監督が登壇した。
映画タイトルにちなんで“○○を招く”とのトークテーマで繰り広げられた本イベント。主演を務めた松井は「空耳を招く」といい「言葉は聞こえるけれど、理解が頭の回路でおかしくなる」と説明し、この日も那須の“トイレに入るの不可能だった!”という言葉を「福山雅治がいた!」と勝手に脳内変換してしまい「え?福山雅治さんがスペシャルゲストに来るの?ここで一曲歌ってくれるのかな?と思った。“不可能”と言うところを聞き間違えたみたい」と驚きの空耳ぶりを明かし、会場に笑いを誘った。いっぽう前野は、話しかけてくるタクシードライバーに連続で遭遇した“招く”話を始めるが、なすなかにしから「エピソード薄っ!」とツッコミが入るひと幕も。
そんな中、飯塚監督は「トラブルを招く、と言いたいところだけれど…」と主演女優・清水富美加の不在を自虐しつつも、「色々とあって、だからこそ今日という日が無事に迎えられてよかった。松井さんが宣伝の頭となって頑張ってくれた」と感慨深めにコメントする。最後に松井は「出てくる登場人物の皆が、何かに挑戦して挫折しながらも立ち上がる。自分のやりたいことに向かっていく物語です。笑ってもらって、勇気を受け取ってもらえれば」と作品に込めた想いを語り、イベントを締めくくった。
「笑う招き猫」
新宿武蔵野館他にて全国公開中
配給:DLE
©山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会