5月19日(金)公開の映画「メッセージ」特別トークイベントが開催され、モデル+グラビア=“モグラ女子”として話題の泉里香が登場した。
本作は、優れたSF作品に贈られるネビュラ賞をはじめ、名だたる文学賞を数多く受賞している米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基に誕生した感動作。第89回アカデミー賞で8部門にノミネート、音響編集賞を受賞している。
突如出現した巨大な球体形飛行体。全世界が混乱するなか、言語学者のルイーズが“彼ら”はどこから何のためにやってきたのかを知るために、その言語を解読し探っていく。
ひと足先に本作を鑑賞した泉は「とても感動しました! SFと聞いていたのでアクション映画かと思っていたら、とてもメッセージ性が強くて、ラストは思わず泣いてしまいました」と感想を語った。イベントには、慶應義塾大学の英米文学科・巽孝之教授も登壇。アメリカ文学を専門とし、SFにも造詣が深い巽教授が、「SFについてもっと知りたい!」という泉に特別授業を実施した。
巽教授は本作について「原作を15年前に読んでいましたが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は原作に忠実に、でも捉われない作品に仕上げていました」と解説。さらに、原作者であるテッド・チャンにもインタビュー経験がある巽教授は「原作者のテッド・チャンは非常にシャイな人。言葉をじっくり選ぶ作家ですね」と紹介した。
地球外生命体の存在について聞かれた泉は「私は存在すると思っています!ひたむきにコミュニケーションをとる主人公を見たら、私も地球外生命体に早く会ってみたい気持ちになりました」と笑顔で語り、会場を沸かせた。
さらに、主人公言語学者のルイーズが行う言葉の通じない地球外生命体とコミュニケーション法について、泉は「言葉がなくても心と心で通じ合う瞬間に、画面を見てても感じることが多くて、女性だからこその強さも感じました」と語った。
MCから芸能界での“異色な人々”との交流について聞かれると「芸能界ではすごい人ばかりで…。すごすぎる世界です」と泉。だが「積極的に心を開いて、恐れずに関わることが大事」と自身のコミュニケーション術を明かした。
最後に泉は「本当に女性に見てほしい作品です。私と同世代の方は、いろんなことに悩んでいる人も多いと思いますが、この映画は後押ししてくれました!!」と本作の魅力をアピールした。
『メッセージ』
5月19日(金)全国ロードショー
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『プリズナーズ』『複製された男』『ボーダーライン』『ブレードランナー2049』)
脚本:エリック・ハイセラー(『ライト/オフ』)
原作:テッド・チャン(「あなたの人生の物語」ハヤカワ文庫刊)
キャスト:エイミー・アダムス(『アメリカン・ハッスル』『バットマンvs スーパーマンジャスティスの誕生』)、ジェレミー・レナー(『ハート・ロッカー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)、フォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』『大統領の執事の涙』)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント