ロサンゼルス日本映画祭(Japan Film Festival Los Angeles)にて、今関あきよし監督最新作『ライカ-LAIKA-』が上映され、主演の宮島沙絵が最優秀新人女優賞を受賞した。
ロシア・モスクワでのオールロケで撮影された本作。最愛の母を亡くし、モスクワに語学留学に来た日本人女性ライカ(宮島)が、女優を目指すロシア人女性のユーリャとの恋愛にも似た奇妙な友情関係を築き、やがて歯車が狂っていく様をつづった物語だ。
今回で12回目の開催となったロサンゼルス日本映画祭の公式招待作品として本作のプレミア上映が行われ、今関監督と宮島が登壇すると、観客から熱烈な歓迎が。その翌日、表彰式で宮島の最優秀新人女優賞受賞が決まると、本作が主演映画デビューとなる宮島は「信じられないことがたくさん起こりました」と驚きを隠せない様子。今関監督もまた、「本当に驚きと喜びでいっぱいです」と喜びのコメントを寄せた。
映画『ライカ-Laika-』は、2017年秋公開予定。
<今関あきよし監督コメント>
映画を上映していただけるだけでも嬉しいのに、主演の宮島沙絵へ《最優秀新人賞》をいただけるなんて本当に驚きと喜びでいっぱいです。初めての海外ロシアでの撮影、さらにロシア語の台詞を短期間に習得することなど、多くの難関を乗り越えた宮島沙絵への努力のご褒美なのだなと感じています。映画『ライカ/LAIKA』は国境を越え拡がりを見せ始めています。一人でも多くの方々にご覧いただけることを願っています。
<宮島沙絵コメント>
信じられないことがたくさん起こりました。初めて行ったロサンゼルスで、わたしの初めての映画作品で、かつ初主演映画で、最優秀新人賞をいただいたのです!!アメイジング!!!全くもって信じられませんでした(笑)。わたしもお客様と上映を一緒に観て、笑い声がよく聞こえたので楽しんでもらえてるなあと思ったのですが、終わってからほとんどの方に声をかけていただいて熱のこもった感想をたくさんたくさん聞かせていただいて、なんて幸せなんだろうと思ったのです。そこにさらに最優秀新人賞。アメイジング!!!!!わたしは、もう1人の主演のクセーニアがいなければこの賞をもらえることは出来なかったと思います。この賞は2人でいただいた賞です。『LAIKA』に関われて本当に幸せ。大事な日になりました。日本を中心にもっともっと全世界に広がりますように!
<ストーリー>
天真爛漫で自由奔放な日本人の女性ライカと、モスクワで女優を目指すロシア人女性ユーリャとの友情を超えた奇妙な愛情関係。モスクワの小さな部屋で一緒に暮らす2人の濃密な時間。その関係は突然起きた《とある事件》をきっかけに大きく歯車が狂っていく。
映画『ライカ-Laika-』
2017年秋公開予定
キャスト:宮島沙絵、クセーニア・アリストラートワ
監督:今関あきよし
脚本:いしかわ彰
製作:アイエス・フィールド