花澤香菜インタビュー「アフレコでは毎回汗だくです(笑)」『ゲームシェイカーズ』

特集・インタビュー
2017年06月06日

ゲーム会社を立ち上げた中学生たちのドタバタ劇を描く米国発のコメディドラマ『ゲームシェイカーズ』が、Eテレにて6月7日(水)スタート。主人公の女の子・ベイブの声を担当するのは、声優の花澤香菜さん。海外ドラマの吹き替え初挑戦の花澤さんに、ベイブの魅力から、ご自身の中学生時代にいたるまでお話をうかがいました。


アフレコでは毎回汗だくです(笑)

花澤香菜インタビュー

◆テレビアニメ、映画、そしてシンガーとしても大活躍の花澤さんですが、意外にも海外ドラマのアフレコは今回が初なんですね。

そうなんです。海外作品の吹き替え自体が2度目で、海外ドラマは初めてです。やっぱり海外の方はリアクションも大きいですから、普段より体力を使います(笑)。それに加え、今回は主人公がパワフルすぎるぐらいのドタバタコメディなので、アフレコでは毎回汗だくに(笑)。こういう元気な役を演じるときは、朝ごはんに飛び切り甘いものを食べてから臨んでいます。

◆花澤さんが吹き替えを担当する主人公・ベイブはどういったキャラクターですか?

ベイブは思ったことをしっかり言うし、あまり悩みを抱え込まないタイプ。どんな困難もガンガン解決していくポジティブさは、見ていて元気になります。あと、ベイブは悪知恵が働く子で、人を丸め込むのが上手(笑)。相手を笑顔で追い詰めるシーンが多々あるんですけど、「でしょ? でしょ?」と迫るんです。そういう言い回しは海外の作品ならではで印象的でした。そんなベイブですが、心根は優しいので悪くなりすぎず、そういう憎めないキャラクターがかわいらしくて大好きです。

◆ベイブと一緒に会社を盛り上げるケンジー(声:釘宮理恵)、ハドソン(声:下野紘)も、物語には欠かせない存在ですね。

最初は真面目で頭のいい子として描かれるケンジーですが、途中からどんどんおかしくなっていくんです(笑)。ケンジーのおちゃめで天然な部分が突出して出て来ると、きっと見てる人たちも引き込まれるんじゃないでしょうか。そこは、釘宮さんが「これでもか!」ってぐらい全力でやられているので(笑)、ぜひ見ていただきたいですね。あと、ハドソンは笑い方が特徴的なんですが、下野さんも笑い方が特徴的な方なのでまさにぴったり! …下野さん、すごく変な笑い方をしているので注目です(笑)。


○○を眺めている時は調子に乗ってるかも(笑)

『ゲームシェイカーズ』

◆吹き替えでパワフルな中学生を演じられていますが、花澤さんご自身はどんな中学生でしたか?

私はそんなにガツガツ精力的に活動するタイプではなかったので、今思えばケンジー的ポジションだったのかなって思います(笑)。いやあ、本当にベイブの度胸と向上心には敬服します。私は比較的大人しいタイプで、ボーッとしていたので。今もそんなに変わらないんですけどね(笑)。自分の気持ちを言葉にするのが苦手だったので、ベイブとは真逆だったと思います。

◆そんな正反対なベイブと花澤さんにも、共通点はあるんですか?

ベイブが欲しいものを手に入れて調子に乗るというシーンがあるんですけど、それは私にもあるかもしれません。私はパンが好きなんですけど、おいしそうなパンを買って「どうやって食べてやろうか!?」と家に帰って眺めている時とか、きっと調子に乗ってると思うので(笑)。

◆『ゲームシェイカーズ』初回放送日の6月7日(水)には、『Rの法則』(Eテレ 後6・55)に花澤さんがゲスト出演されるそうですね。

『ゲームシェイカーズ』の特集ももちろんですが、R’sのみんなが声優体験をするコーナーもあるんです。私自身、「こういうことしたな」「今はこういうレッスンがあるんだな」と発見がたくさんありました。番組の中では、おかずクラブさんがベイブのせりふをアフレコする場面もあったんですが、それがすごく面白かったので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいです(笑)。

◆最後に、これから番組を見る視聴者に向けてメッセージをお願いします!

ドラマにはベイブたち以外にも面白いキャラクターがたくさん出てくるんです。誰1人として薄いキャラクターがいないので、毎回登場する面白い人たちにも注目です! 私自身、ベイブたちの会社がどうなっていくのか楽しみですし、キャラをどんどんつかんでいって皆さんにお届けできたらなと思います!

 

■PROFILE

花澤香菜
●はなざわ・かな…1989年2月25日生まれ。東京都出身。声優のほか、歌手としても活躍。最近の主な出演作は映画「君の名は。」「夜は短し歩けよ乙女」ほか。

公式HP:http://www.hanazawakana-music.net/

 

■番組情報

『ゲームシェイカーズ』海外ドラマ『ゲームシェイカーズ』
Eテレ
6月7日(水)後7・25スタート
以降、毎週(水)後7・25放送

声:
ベイブ(クリー・チッキーノ)…花澤香菜
ケンジー(マディシン・シップマン)…釘宮理恵
ハドソン(トーマス・クーク)…下野紘

 
●text/金沢優里

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