ロシア連邦政府が進める文化プロモーション「ロシアン・シーズン」が日本で幕を開け、その一環である「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」の記者会見がロシア連邦大使館で行われた。
世界的ヴァイオリニストのワディム・レーピンが芸術監督を務めるこの芸術祭は、9月に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われる。「『ロシアン・シーズン』の復活は、大きな感動を秘めた、注目に値する企画」とレーピン。
「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」では、レーピンの妻でボリジョイ・バレエ団のプリンシパル、スヴェトラーナ・ザハーロワが渾身のセルフプロデュース作品『アモーレ』を上演。また、レーピンがヴァイオリンを奏でる『パ・ドゥ・ドゥ for Toes and Fingers』で、昨年に続き日本での夫婦競演を果たす。
ザハーロワは、「『アモーレ』は自分のプロデュースで、バレエ団の作品に出演する時との違いは“自由”ということに尽きます。競演のアーティストに感謝し、愛をもって作品に挑んでいます」と。またレーピンとの共演は「理想的な音楽はこちらにも影響しますし、やはり特別な感情があります」と語った。
会見には、先日「2017年ブノワ賞(男性ダンサー部門)」を受賞したばかりの美しきプリンシパル、デニス・ロヂキンも出席。「4度目の来日で、日本が好きです」「私を待ってくれる人がいてうれしい」「すべてが高いレベルでできるよう、努力します」と日本のファンにアピール。ほかにも、ミハイル・ロブーヒン、デニス・サーヴィンらボリショイ・バレエ団のスターダンサーが多数来日する。シベリア最大の芸術祭の日本開催に期待が高まる。
『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017』
公演日程:9月26日(火)、27日(水)、29日(金)各日19:00開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール
<プログラム・出演>
◆9月26日(火)、27日(水):ザハーロワ『アモーレ』
「Franceska Da Rimini」「The Rain Before It Falls」「Strokes Through The Tail」
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ミハイル・ロブーヒン、デニス・ロヂキン 他
◆9月29日(金):ザハーロワ&レーピン『パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』
「瀕死の白鳥」「ライモンダ」より“グラン・アダージョ” 他
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ワディム・レーピン(ヴァイオリン)、デニス・ロヂキン
フェスティバル・アンサンブル(室内オーケストラ) 他
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/17_trans_siberian.html
主催・お問い合わせ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00)