現在放送中の『宇宙戦隊キュウレンジャー』(テレビ朝日系)の18話(6/11放送)に、同じく宇宙がテーマの「宇宙刑事ギャバン」「特捜戦隊デカレンジャー」のキャラクターたちがゲスト出演する。歴史的な豪華コラボ回を前に、ギャバンtypeG/十文字撃を演じる石垣佑磨さん、『キュウレンジャー』にレギュラー出演する岐洲匠さん(シシレッド/ラッキー役)、山崎大輝さん(ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ役)が、ヒーロー同士の先輩後輩クロストークを!
僕も、石垣さんの「かかと落とし」を『キュウレンジャー』で披露したい!(岐洲)
◆2012年から“2代目ギャバン”を演じられている石垣さんが、今回Vシネマ「スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー」(6月17日(土)公開)を前に、『宇宙戦隊キュウレンジャー』にゲスト出演されますね。
石垣:『キュウレンジャー』においては撃も先輩という立場なので、撃の本来の性格、例えば明るさとか、そういうところを全面的に出して芝居できればと思いながら撮影をしました。18話にはギャバンだけじゃなくデカレンジャーも出ますし、時を経て現役のスーパー戦隊シリーズに出られるって本当にすごいことだと思います。
岐洲:石垣さんは1つひとつのシーンをとても深く考えていらして、それを実際に言葉に出して伝えてくださるんです。だから、まだまだ未熟な僕には「なるほど。こういう考えもあるのか!」と勉強になることがたくさんありました。重みを感じるというか。
山崎:石垣さんとの共演は得るものが多すぎて、頭がパンクしそうになりました(笑)。見せ方を熟知していらっしゃいますし、僕たちもそういう部分をどんどん盗んでいかなきゃいけないなと。あとは、やっぱり『キュウレンジャー』にはない部分を石垣さんは持っていらして、それに触発されるというか、また新しい僕たちを引き出していただいたのかなと思っています。
石垣:そう思ってもらえるなんて僕もうれしいですよ。実は、ギャバンとデカレンジャーで『キュウレンジャー』出たいね、なんて話をプロデューサーさんとしてたら、本当に出られたの。いやあ、言ってみるもんだなあって(笑)。
岐洲:「よっしゃ、ラッキー!」ですね!
山崎:出た!(笑)
◆(笑)。アクションがお得意な石垣さんですが、今回は生身のアクションも多いとうかがっています。
石垣:そうですね。アクション監督の福沢(博文)さんとは『特命戦隊ゴーバスターズ』(12~13年)のころから知り合いで、福沢さんは格闘系のアクションがお好きということで僕と波長が合うんです。ギャバンを演じるに当たって素面でのアクションは絶対必要なので、今回は短い中でもそれを表現できたかなと思います。
◆岐洲さんは、石垣さんのアクションについて「現場で技をこっそり真似して練習していました」とコメントされていましたが、具体的にどんな技を盗まれたのですか?
岐洲:蹴り技です。僕、キックボクシングを習っていたので蹴り技が大好きなんです。18話で撃が3連続でマーダッコに蹴りを入れるシーンがあるんですが、それがすごくカッコいいのと、あと「かかと落とし」が…。
山崎:それは石垣さん特有の技だよね(笑)。
岐洲:そうなんだけど(笑)、僕も「かかと落とし~!」って言いながら『キュウレンジャー』の中で披露したいんです。
石垣:マジで!? ラッキーがかかと落としやるってこと?
岐洲:はい、やります!
石垣:かかと落としを「かかと落とし~!」って言ってやる人ってなかなかいないじゃないですか(笑)。でも、実は僕、ほかの作品でも「かかと落とし~!」って言いながらかかと落としをやっててさ。
山崎・岐洲:えぇ~~~!!
石垣:岐洲君のかかと落としも楽しみにしてるから!
違う作品のヒーローたちが一度に名乗ることってなかなかないですよ(山崎)
ギャバンの名乗りが明らかに長いし(笑)、いい意味で噛み合わないのが面白い(石垣)
◆18話のみの共演とは思えないほど、皆さんとても仲がいいですね。
石垣:楽しくてしょうがなかったからね。
岐洲:石垣さんはすごく現場を盛り上げてくださるので、僕もすぐに打ち解けられました。
山崎:既に出来上がった『キュウレンジャー』の輪には、やっぱり入りにくさもあるじゃないですか。でも、石垣さんはその輪を一回バコーンと壊してからスーンと入って来られたので…。
石垣:そ~う~?
山崎:いやもう、きれいに! スルッと!
石垣:それはもう相性がよかったということでいいんじゃないですか?
山崎:そうですね!
◆デカレッド/赤座伴番役のさいねい龍二さんとのご共演はいかがでしたか?
岐洲:伴番の雰囲気がラッキーに似ていて驚きました。それから、さいねいさんと僕の髪型が同じでびっくりして(笑)。
山崎:それ僕も思った(笑)。
岐洲:やっぱ似てるよね!?(笑) さいねいさんご自身は、話しぶりなどがとても落ち着いた方。でも、自己紹介のときに突然「赤座伴番だ!」と名乗られて、そこでも驚かされました。僕も突拍子もないことをすることがあるので同じものを感じて…。
石垣:やっぱり、キャラクターと似ている部分があるんでしょうね。さいねいにとっては、一昨年10年ぶりに伴番を演じた上での「スペース・スクワッド」、そしてまさかの現役戦隊との共演ですから。10年前には想像もできないコラボだったと思います。そういう意味では不思議な出会いだし、共演できたことが運命だと思うんですよ。
山崎:ナーガ以外は物語の主人公ということもあり、僕は唯一別の立場で皆さんを見ているのが本当に面白かったです。もちろんキュウレンジャーは1人ひとりがスーパースターでナーガもスーパースターなんですけど、ラッキー、撃、伴番にはやっぱり共通するものがあって、物語の中で先輩2人に感化されていくラッキーを見られたことが貴重な経験でした。
石垣:ナーガみたいに冷静な判断ができるキャラクターって重要なんですよ。…ただ、オフのときはナーガとは大分違うんですよ、山崎は!(笑)
山崎:やめてくださいよ~!(笑)
石垣:伴番が現れたら、岐洲君に「おい、ラッキーより赤いぞ!」「髪型一緒だ~!」とか言い始めて(笑)。
山崎:あはははは! 「赤、負けてるぞ!」って(笑)。
岐洲:負けてたね~。
石垣:挙げ句の果てに、岐洲君も「僕は、靴は赤い」とか言い出して、「何だこの会話!」って思ったよね(笑)。でも、それまで黙ってたさいねいが、そこでクスッと笑ったからね(笑)。
岐洲・山崎:(爆笑)
石垣:ヤツも感化されたな!
◆最後に、18話のコラボ回を楽しみにしている視聴者の方に向け、見どころも含めメッセージをお願いいたします。
石垣:僕は『キュウレンジャー』が41作目のスーパー戦隊ってだけじゃなく、特別なスーパー戦隊として残ってほしいんです。その代表回として18話があったらいいなと思っているので、見どころは…。う~ん、どこも見どころなんだけど、まさかのマーダッコをナンパする撃かな。
岐洲・山崎:そこですか!(笑)
石垣:初めは撃とマーダッコが妙に親密だからね(笑)。まずはそこがないとキュウレンジャーたちと一緒に戦うきっかけにならないですから。そこにも注目していただけたらと思います。岐洲君は?
岐洲:キュウレンジャーとギャバン、デカレンジャーの3つが見られる豪華な回なので、トイレは番組が始まる前に行っといてほしいなと思います。
山崎:急にどうした!(笑)
岐洲:いや、見逃せないから!(笑) 本当に一秒も見逃してほしくないんです!
山崎:なるほど。僕は、そうだなあ。皆さんが言うとおり全部見どころなんですけど、やっぱり3作品から4人のヒーローが集まっているので、4人が同時変身する最終決戦は見どころだと思います。それぞれ名乗りが全然違いますし、違う作品のヒーローたちが一度に名乗ることってなかなかないと思うんです。
石垣:確かに! それぞれ名乗りのリズムが違うから、噛み合うのか不思議に思ってたんですよ。だってギャバンが明らかに長いんだもん(笑)。
山崎:全然違いますよね(笑)。かと思えばデカレッドは短いですし(笑)。
石垣:「え、もう終わり!?」みたいな(笑)。
山崎:そこは18話ならではですね。
石垣:いい意味で噛み合わないのが面白いんです。だって、噛み合っちゃったら同じチームの戦隊になっちゃいますから。だから、18話は『キュウレンジャー』じゃないってことですよ。外伝です!
岐洲・山崎:なるほど!
石垣:まず、ラッキーたちがもう1つの違う宇宙に行くわけだから、その時点で外伝だよね(笑)。18話だけの豪華なコラボを、ぜひリアルタイムでご覧ください!
■PROFILE
石垣佑磨(ギャバンtypeG/十文字 撃)
●いしがき・ゆうま…1982年8月28日生まれ。東京都出身。A型。
岐洲 匠(シシレッド/ラッキー)
●きず・たくみ…1997年4月13日生まれ。愛知県出身。A型。
山崎大輝(ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ)
●やまざき・たいき…1995年10月3日生まれ。静岡県出身。B型。
■番組情報
『宇宙戦隊キュウレンジャー』
テレビ朝日系 毎週(日)前7・30~8・00
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/kyuranger/
<18話(6/11放送)あらすじ>
マーダッコに盗まれたラシンバンキュータマを追ってブラックホールでつながる別の宇宙空間にたどり着いたキュウレンジャーは、十文字撃や赤座伴番ら宇宙刑事たちと遭遇。事情を知らない“先輩”たちに、キュウレンジャーは惑星不法侵入容疑などで逮捕されてしまう。
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●photo/金井尭子 text/金沢優里