10月2日(月)にスタートする平成29年度後期連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合ほか)の大阪編の出演者10名が発表され、会見にヒロイン・藤岡てんを演じる葵わかなとその夫・藤吉を演じる松坂桃李と共に、広瀬アリス、大野拓朗、藤井隆、鈴木京香らが登壇した。
今回出演が発表されたのは、運命的な恋に落ちたてん(葵)と藤吉(松坂)が京都を出て向かった先の大阪で出会う人々。藤吉の母・北村啄子役に鈴木、てんの恋敵・秦野リリコ役に広瀬、芸人・キース役に大野、アサリ役に前野朋哉、万丈吉蔵役に藤井、その妻・歌子役に枝元萌、芸人を寄席に派遣する太夫元の寺ギン役に兵動大樹。さらに、てんの幼少期を新井美羽、てんの従兄弟・風太(濱田岳)の幼少期を鈴木福、キース(大野)の幼少期を前田旺志郎が演じる。
てんの恋敵のリリコを演じる広瀬は、「こんなかわいらしい子をいじめるのかと思うと、本当に心が痛いです。今、台本をもらっている時点だとまだまだリリコは(藤吉に)ちょっかいばっかり出しているので、いつか『リリコいい子だな』って自分でも思えるようになればいいなと思っております」と意気込みを語った。
今の漫才という形を作り上げた伝説の芸人・キースを演じる大野は、「僕自身ずっと『面白い人間になりたい』って思いながら生きてきたんですけど、まさか自分をこういう役に抜てきしていただけるとは」と驚きを隠せない様子。「キースさんのいい部分をたくさん身につけて、撮影が終わるころには面白い人間になれていたらなと思います」とコメントした。
一方で大野と対照的な“全く面白くない芸人”万丈目吉蔵を演じる藤井は、「“全く面白くない芸人役”と聞きまして、アリスさんたちは今お稽古されていると思うんですけど、私はもう何の練習もいらないなと思って、このまま地でいけばいいんだと思って安心しております」と会場を笑わせた。
てんの人生に大きな影響を与えることになる啄子を演じる鈴木は、自身がヒロインを務めた連続テレビ小説『君の名は』(1991年)の撮影時、スタッフから「早ううまくなってヒロインのお母さん役になって帰ってきてや」とよく言われていたというエピソードを話し、「(葵たちの)お手本になる人たちの1人として、いい後ろ姿を見せていけるように一生懸命やっていきたいです」と語った。
また、今回の出演者発表を受けて、現在京都編撮影中の葵は、「どんなドラマになるのかとっても楽しみになってきている最中ですが、今日大阪編のキャストの方々が発表になって、もっともっと楽しく、面白くてにぎやかなドラマになるんじゃないかなと、とても楽しみです」と期待に胸を膨らませ、松坂も「すごく楽しみです。何より『お母ちゃん(鈴木)』とどういうやりとりができるのかなって自分の中の楽しみの一つなので、僕自身も頑張っていきたい」と鈴木との共演に期待を寄せた。
平成29年度後期連続テレビ小説『わろてんか』は、10月2日(月)前8時よりNHK総合ほかでスタート。