内田英治監督が鈴木涼美をべた褒め!映画「身体を売ったらサヨウナラ」

映画
2017年07月06日

128183_001 映画「身体を売ったらサヨウナラ」の公開初日イベントに、主演を務めた柴田千紘らキャスト陣と原作者の鈴木涼美、内田英治監督が登壇した。

「身体を売ったらサヨウナラ」は、新聞記者でありながら元AV女優だった過去を暴露された実体験をつづった、鈴木涼美の同名自伝小説の実写映画。スリリングで、ともすればシリアスになりがちな主人公リョウコの波乱万丈な日々を、現在活躍中のAV女優、AV監督、スカウトマンらのインタビュー映像を交えて描いた異色の作品だ。

 舞台挨拶に登壇したのは、柴田千紘、鈴木涼美のほか、冨手麻妙、五十嵐麻朝らキャスト陣と内田英治監督。

 柴田は「朝から並んでいただき、12時には完売してしまったということで、本当にありがとうございます」と初日に集まった満員の観客に向け感謝の言葉を述べた。鈴木は「以前勤めていたキャバクラのお客さんから、今日の券が取れなかったって連絡が入っていて、本当に混んでいてよかったです」とコメントし、会場を笑わせると、「エッセイを書いている当初は実写化なんて想像もしていなかった」と実写化の喜びも語った。

「○○を見逃したらサヨウナラ」というトークテーマでは、柴田が「オープニングを見逃したらサヨウナラ」と言い、「最初を見逃すとストーリーが分かりにくくなるので…」と説明した。続けて冨手は「アドリブを見逃したらサヨウナラ」と回答。「内田監督はアドリブが多いんです。だから、ここはアドリブかな?って気にしながら見てもらえるとうれしいです」と内田監督作品ならではの楽しみ方を明かした。鈴木は「原作に映画にも登場するヒカルちゃんが本人そっくりだから注目してください」と本人にバレてしまうことを気にしながら暴露した。

 内田監督が「先生(鈴木涼美)を見逃したらサヨウナラ」と言うと、キャスト陣からは「あー!」と納得の声が。内田監督は続けて「普通はアドリブ劇をやらせるとうまくしゃべれなくなるんですが、先生(鈴木)は役者並みにうまかった」と、原作者でありながら冒頭に出演している鈴木をべた褒め。鈴木は「服を着てカメラの前で撮ったのは初めてなので、ありがたい体験でした」と彼女らしいコメントで会場の笑いを誘った。

 最後に柴田が「よくも悪くも、何か感じることがあれば全部読みますから、Twitterとかで拡散してください。ぜひこの作品を大きくしていきたい」と作品のヒットを願い、大きな拍手の中舞台挨拶は終了した。

 映画「身体を売ったらサヨウナラ」は、現在公開中。

<ストーリー>
鈴木リョウコ(柴田千紘)、29歳。有名大学から東大大学院修士課程を経て、某経済新聞社で記者を務めた、いわゆる超エリート。そんなハイスペックな彼女には、大学在学中にAVに出演したという過去があった。そんなに頑張らなくても有名大学に入れる知能とコンプレックスなしで十分生きられる美貌を持って生まれ、日本を代表する新聞社に勤め、昼の世界の私は間違いなく幸せ。でもそれだけじゃ退屈で、友人のケイコ(内田慈)、ユカ(冨手麻妙)と、権力と金力を持つ彼氏・光ちゃん(原田篤)とホスト通いに明け暮れる日々を過ごしていた。それでも何故か満たされなくて、売れないミュージシャンの彼氏・玲(久保田悠来)と爽やかな恋もする。女の身体は何度でも売れると呟きながら、心の拠り所を求めて、どこか手探りする自分がいる。昼と夜の世界で矛盾しまくりながら、それでも幸せになりたいと願う、一人の女の物語。

<スタッフ>
原作:鈴木涼美「身体を売ったらサヨウナラ」(幻冬舎文庫)
監督:内田英治
脚本:伊藤秀裕、内田英治

<キャスト>
柴田千紘
小西キス、久保田悠来、冨手麻妙、原田篤、新納敏正、根岸拓哉、大重わたる、五十嵐麻朝、松井薫平/川上奈々美、筒井真理子、品川祐(特別出演)

製作:東映ビデオ/エクセレントフィルムズ
配給:エクセレントフィルムズ

公式HP:http://www.exf.info/karasayo/

©2017 東映ビデオ/エクセレントフィルムズ

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