ファミ劇のクイズ番組『KNOCK OUT』が「衛星放送協会オリジナル番組アワード」大賞に

エンタメ総合
2017年07月14日

「第7回衛星放送協会オリジナル番組アワード」「第7回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の授賞式が7月13日、東京・千代田放送会館で行われ、『KNOCK OUT(ノックアウト)~競技クイズ日本一決定戦~』(ファミリー劇場)が大賞に選ばれた。

「衛星放送協会オリジナル番組アワード」は、衛星放送局のオリジナル番組制作を促進し、その認知度向上を目的とした賞レース。今年で7回目の開催となる。今回の応募はオリジナル番組賞7部門で101作品、オリジナル編成企画賞は20企画。各部門で最優秀賞のほか、数作品に審査委員特別賞を授与。また、オリジナル番組賞7部門の最優秀賞から1作品に大賞が贈られる。授賞式では、大賞のほか、オリジナル番組賞7部門とオリジナル編成企画賞の最優秀賞・審査委員特別賞が授与された。

 本年度、栄えある大賞に輝いたのは、『KNOCK OUT(ノックアウト)~競技クイズ日本一決定戦~』(ファミリー劇場)。視聴者参加型のクイズ番組が激減した昨今、常人が理解できない問題を理解できない速度で押す「競技クイズ」において、クイズプレイヤーたちが1位を競う大会だ。

 同番組について、審査委員を務めるノンフィクション作家の吉岡忍は、「芸人でもタレントでもない、普通の市民が難問に次々答えていく視聴者参加型のクイズ番組の消滅は、痩せ細っていく地上波テレビの象徴」と話し「ところが、テレビのそのエネルギーは衛星放送のなかに引き継がれていた。しぶとく、しかも、いかにも衛星放送らしく、奇形ともいえる超難問のクイズ番組として。これでは一般視聴者は答えられない、と言ってはいけない。いまや普通の市民がそれぞれに限られた分野とはいえ、専門知識を駆使して仕事をし、暮らしている。本作は、視聴者像の多様化、多極化に対応する衛星放送の可能性を、楽しく示している」と本作を絶賛している。

 同番組は、8月6日(日)後9・20よりファミリー劇場にて再放送予定。

<受賞作一覧>
■大賞
『KNOCK OUT(ノックアウト)~競技クイズ日本一決定戦~』
ファミリー劇場

■オリジナル編成企画賞 最優秀賞
『追悼 演出家・蜷川幸雄』
日本映画専門チャンネル

■オリジナル番組賞 最優秀賞

◇ミニ番組・番組PR部門
『日本映画専門チャンネル×サバイバルファミリー 矢口史靖の「映画の常識、それほんと!?」』
日本映画専門チャンネル

◇ドキュメンタリー番組部門
『爆走風塵 ~中国・激変するトラック業界~』
NHK BS1

◇アニメ番組部門
『甦るノルシュテインの世界 #1「霧の中のハリネズミ編」』
イマジカBS

◇中継番組部門
『ゆる~く深く!プロ野球』
NHK BS1

◇情報番組・教養番組部門
『英国男優のすべて 英国男優はこうして作られる』
AXNミステリー

◇ドラマ番組部門
『ドラマW 稲垣家の喪主』
WOWOWプライム

■審査員特別賞
◇オリジナル編成企画賞
『渥美清さん没後20年 “寅さん”特集』
NHK BSプレミアム

◇アニメ番組部門
『鬼平』
時代劇専門チャンネル

◇バラエティ番組部門
『めざせ!オリンピアン“野獣”松本薫 דビビり”15歳 柔道 世界のワザと心を本気で伝授!』
NHK BS1

◇ドキュメンタリー番組部門
『国際共同制作プロジェクト 格闘ゲームに生きる』
WOWOWプライム

「第7回衛星放送協会オリジナル番組アワード」特設HP:https://thetv.jp/jsba

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧