スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』の日本公開が2018年に決定。米・サンディエゴで開催された世界最大級のポップカルチャーの祭典“コミコン”で最新映像が公開された。
本作は、80年代当時のポップカルチャーや、日本のアニメ・特撮ネタがふんだんに盛り込まれたベストセラー小説「ゲームウォーズ」(アーネスト・クライン著)を映画化。舞台は貧困の差が激しい西暦2045年。人類の歴史を変えた仮想ネットワークシステム「オアシス」を開発し、巨万の富を得たジェームズ・ハリデーが死去、「オアシス」に隠された謎を解き明かし者に、すべての遺産を譲り渡すというメッセージが突如発信される。かくして、仮想世界の覇権を懸けた争奪戦が開始された。主人公は、この「オアシス」に精通していることが唯一の取りえのオタク高校生ウェイド(タイ・シェリダン)。果たして、ウェイドはすべての秘密を解き明かすことができるのか――。
解禁された特別映像では、タイ・シェリダン演じる主人公のウェイドがバーチャルリアリティの世界へ飛び込み、目を見張るほど美しく刺激的なVRの世界が次々と展開される。注目は“あのマシン”や“あのキャラクター”たちから影響を受けたと思われる、衝撃のシーンの数々。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン、『アイアン・ジャイアント』のアイアン・ジャイアント、『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガー…。そして『AKIRA』に登場する金田のバイク。このバイクにはキティーちゃんとSEGAのステッカーが。ストーリーやキャラクターはまだ謎に包まれており、今後解禁される情報に注目が集まる。
<キャスト&監督コメント>
■スティーブン・スピルバーグ監督
バーチャルの世界は素晴らしかったです。原作を読んだとき、今まで一番素晴らしいフラッシュフォワードとフラッシュバックが同時に起きていたのです。(ここで見せる映像は)短いですが誇りをもって見せられる、この先発表される作品のテイストが感じられる映像があります。
■原作者:アーネスト・クライン
ここにいる観客の人と同じように、スピルバーグ監督の映画を見て育ってきて、彼の映画から勉強させてもらって、私のDNAに組み込まれてきたのです。彼から教わってストーリーテラーにさせてもらったのです。いままでの人生で一番素晴らしく夢がかなった経験となりました。
今回、制作の興味深いところはスティーブンやザック(脚本家)、それにキャストらと一緒に劇中に入れたいもののアイデアを出し合えたことだ。スティーブンはそれらのほとんどに「イエス」って答えてくれたんだよ。
■主人公ウェイド役:タイ・シェリダン
このプロジェクトの話を聞いた時、バーチャルリアルティにほれ込んでいたので、ウソだろ?スティーブン・スピルバーグがVR映画を作るって?早く見たい、と思いました。このプロジェクトに関われるということをとても光栄に思いました。今このコミコンで皆とこうしてここにいられることをとてもうれしく感じています。
『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』
2018年 全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED