9月9日(土)に公開されるドキュメンタリー映画『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』の予告編が解禁された。
本作は、フランス写真界の巨匠にしてドキュメンタリー映画監督のレイモン・ドゥパルドンが「世界中を旅したフィルムのかけらで一本の映画をつくる」という夢を実現したドキュメンタリー。妻であり、共同監督を務めたクローディーヌ・ヌーガレは、「彼が大切に保管していた思い出のフィルムを大切に繋ぎ合わせ、本作を完成させた」と語り、劇中のナレーションも担当している。
予告編では、パティ・スミスの「Beneath the Southern Cross」とともに、ドゥパルドンが撮影した映像が次々と紹介される。その中には、ドゥパルドンがこよなく愛したアフリカの広大な砂漠から紛争地帯、また、若き頃のアラン・ドロンやジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメールなど貴重な映像も。“ガイドブックには決して載らない”世界中の風景を撮り続けている現在のドゥパルドンの姿も映し出される。
また、映画の公開に併せ、写真展や回顧上映、書籍の刊行も続々と決定している。ドゥパルドンの日本初の個展となる「DEPARDON/TOKYO 1964-2016」が開催。1964年の東京オリンピックに報道カメラマンとして来日してから、現在まで東京の街を撮り続けたドゥパルドンが、東京をテーマに選んだ作品が展示され、本人も来日する予定。
さらに、ドゥパルドンの特集上映「フランスのドキュメンタリー映画史の遺産と現在」が開催。過去の優れたドキュメンタリー映画も観ることができる。
映画『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』
9月9日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次公開
監督:レイモン・ドゥパルドン、クローディーヌ・ヌーガレ
出演:レイモン・ドゥパルドン、クローディーヌ・ヌーガレ、ジャック・シラク、アラン・ドロン、ヴァレリー・ジスカール・デスタン、ジャン=リュック・ゴダール、ネルソン・マンデラ
製作:クローディーヌ・ヌーガレ
配給:アンプラグド
©Palmeraie et desert – France 2 cinema
「DEPARDON/TOKYO 1964-2016」
開催場所:シャネル・ネクサス・ホール
開催日:9月1日(金)~10月1日(日)
「フランスのドキュメンタリー映画史の遺産と現在」
開催場所:アンスティチュ・フランセ東京(エスパス・イマージュ)
開催日:9月1日(金)~9月3日(日)