吉高由里子主演で映画化の「ユリゴコロ」亜月亮によるコミカライズ決定

エンタメ総合
2017年08月19日

135258_01_R 2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし、出版業界の事件と呼ばれる“まほかるブーム”を巻き起こした、沼田まほかるベストセラー原作の映画化「ユリゴコロ」が、吉高由里子を主演に迎えて9月23日(土・祝)より公開される。「君に届け」「近キョリ恋愛」などを手掛けた熊澤尚人が監督を務め、これまでの作品とは一線を画す美しき衝撃作に挑む。

 ある一家で見つかる、殺人者の告白文がつづられた一冊のノート。そこに記された悲しき殺人者の記憶。一家の過去に、一体何があったのか。吉高由里子演じる美紗子を中心に、過去と現在が交錯しながら登場人物たちは愛と宿命の渦に翻弄されていくストーリーだ。

そして今回、人気漫画家・亜月亮による本作のコミカライズが決定した。「Wピンチ!!」「無重力少年」「都市伝説」などを手掛けている亜月は、1993年、少女漫画雑誌「りぼん」にてデビュー。漫画家歴24年のキャリアの中で、コミカライズは三条陸原作の「マーガレット」連作作品「ラビダビスター!」に続いて2作目となる。

コミカライズ決定に合わせ、書影ビジュアルも解禁された。上巻は、映画では松坂桃李が演じている亮介が、下巻は吉高由里子が演じる美紗子がそれぞれ表紙を務めている。亜月は今回のコミカライズ著者を担当するにあたり、「自分の好きなジャンルだからか、原作小説を読みながら自然にエピソードごとの情景や登場人物のイメージが次々と浮かんできて、楽しいお仕事でした。小説の読者の皆さんのイメージとずれてなければいいのですが…。原作小説のエピソードを全て描くと漫画としては長くなりすぎる気がしたので、少し登場人物を削ってギュッ!と内容を圧縮させていただきました。代わりに主要人物の心情等はなるべく原作の流れに忠実に描くよう心掛けたつもりです」とコメントしている。

原作本「ユリゴコロ」の売上げは、映画化発表後から急増し、累計部数は32万部を突破。原作本に続いて漫画本編にも注目だ。
漫画版「ユリゴコロ」は、上下巻二部作共に8月22日(火)より発売開始。

<作品情報>
■ストーリー
とある一家で見つかる「ユリゴコロ」と書かれた一冊のノート。そのノートにつづられていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作話か。誰が、何のために書いたのか。そしてこの家族の過去に、一体何があったのか。
数々の疑念の先に、運命をも狂わす驚がくの真実が突きつけられる。今、壮絶な愛と宿命の物語が、静かに動き始める。
■公式サイト
http://yurigokoro-movie.jp/

©沼田まほかる/双葉社 ©2017「ユリゴコロ」製作委員会

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