齊藤工監督、高橋一生主演の映画『blank13』が、ロシアで開催される第15回ウラジオストク国際映画祭「コンペティション部門」に日本の作品として唯一正式出品されることが決定。合わせて新ポスターピジュアルも解禁された。
本作は、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まる、ある家族の物語。ワールドプレミアとなったゆうばり国際ファンタスティック映画祭で最優秀作品賞に当たる「ゆうばりファンタランド大賞」を受賞。これを皮切りに、第20回上海国際映画祭「アジア新人賞部門」では、日本人俳優として初となる<最優秀監督賞>を受賞、さらに第10回したまちコメディ映画祭in台東オープニング特別招待作品にも選ばれている。
今回正式出品が決定したウラジオストク国際映画祭は2003年に始まり、今回で15回目を迎える国際映画祭。本作が出品される「長編コンペティション部門」には、アメリカ、フランス作品含む10作品が選出されており、日本からは本作が唯一の選出となる。同部門では、過去に『息もできない』(ヤン・イクチュン)、『2つ目の窓』(河瀨直美監督)などの話題作が最優秀作品賞<グランプリ>を受賞している。
解禁されたポスターでは、高橋一生が演じる松田コウジと、リリー・フランキー演じるコウジの父親が屋上で立ちつくしている。2人のほかに、コウジの彼女役で松岡茉優、母親役で神野三鈴が出演。斎藤工自身も主人公の兄役で出演している。また、音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影はレスリー・キーが務めている。
『blank13』
2018年2月3日(土)、シネマート新宿にて限定公開
<ストーリー>
突然失踪した父。空白の13年間が父の死後に埋まっていく― 実話に基づく、ある家族の物語。
13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかった。借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしなかったが、キャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジは病院へ向かい再会を果たす。しかし、2人の間にある13年間の溝は埋まらないまま、父はこの世を去ってしまう。果たして父は13年間なにをしていたのか?もう取り戻せない思っていた13年間の空白が、葬儀当日の参列者が語る父親のエピソードで、家族の誰も知らなかった父親の真実とともに埋まっていく…
配給:クロックワークス
公式サイト:www.blank13.com
©2017「blank13」製作委員会