映画「DCスーパーヒーローズ VS 鷹の爪団」の初日舞台挨拶イベントが10月21日(土)、新宿ピカデリーにて開催。声優を務める山田孝之、知英、安田顕のほか、FROGMAN監督が登場した。
アニメ「鷹の爪」シリーズの劇場版9作目となる本作は、バットマンやスーパーマンらを要するDCスーパーヒーローズとまさかのコラボ。不当に稼いだ金で映画製作を目論むジョーカー率いるヴィランズを相手に、鷹の爪団とDCスーパーヒーローズが共闘する。ゲスト声優として、バットマンを山田孝之、ハーレイ・クインを知英、ジョーカーを安田顕が演じる。
通常、舞台挨拶にはドレスやスーツで登壇する場合が多いが、この日は全員がそろいのTシャツ姿で登壇。Tシャツ背面には「予算崩壊」と大きくプリントされており、FROGMAN監督は「計画的に予算を使っていたつもりが、ど派手な映像を使ったり、この間の記者会見も豪華な結婚式場でやっちゃったり、キャストの皆さんも豪華ですし、今日の舞台挨拶の予算を残していなかったと宣伝プロデューサーからガチで言われて(笑)」と理由を告白。続けてTシャツの題字が伊集院静氏のものだと明かされると、安田が「それで予算崩壊じゃないですか?大丈夫ですか?」と心配顔。
アフレコスペースが畳一畳分しかなく、狭くて暑かったと愚痴をこぼした山田。知英も「私もそこでした」と語る中、安田は「僕すっごい快適なところでやらせていただいて…」と。これを聞いた山田は「「僕に与えられたスペース60センチぐらいでしたよ!?何で!?」」と“格差”を嘆き、爆笑に包まれながらも、壇上はやや険悪ムードに。FROGMAN監督は苦笑いを浮かべつつ「何でヤスケンさんそれ言っちゃうんですか。次の話いきましょう(笑)」とはぐらかしていた。
山田のクレームはこれに終わらず、バットマンの声について「監督から“もっと本家に近い声を出してほしい”と言われて、機械で低くしたりしないのか聞いたら“ご自身で…”って(笑)。やっぱり予算の問題ですか?」と。FROGMAN監督は「僕機械で低くできるって知らなかったんですよ」とあっけらかんと答え、山田は「いやできるじゃないですか!」と強烈なツッコミで笑いを誘っていた。
今回のコラボの裏側にはこんな苦労も。安田は自身が演じたジョーカーについて「ジョーカーというと笑い声が特徴的なのでいろんな笑い声をやらせていただいた」と明かしたが、本国から「笑い声が違う」といわれ、2回も録り直したという。その甲斐あってか「出来上がりはばっちりと言っていただきました」とFROGMAN監督。
物語にちなみ、安田には「もし自由に映画を作るとしたらどんな作品を撮りたいか?」という質問も。「有名女優がどんどんすっぽんぽんになっていく映画を作りたい」と正直なコメントで爆笑をさらっていた。
映画「DCスーパーヒーローズ VS 鷹の爪団」は公開中。
配給:ワーナー・ブラザース映画
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