WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」シーズン2がスタート。これを記念して「金メダリストが語る!WHO I AMフォーラム with OPEN TOKYO」が開催され、MCを務めた松岡修造やメダリストたちがトークセッションを行ったほか、ナビゲーター&ナレーターの西島秀俊も花束贈呈に駆けつけた。
昨年放送されたシーズン1に出演した陸上のパラリンピック金メダリストのマールー・ファン・ラインと車いすテニスのパラリンピック金メダリストの国枝慎吾、元陸上日本代表・朝原宣治を迎えたトークセッション。イベントスタート前から客席に足を運び、テニストークを繰り広げた松岡は「実はこのポジション、WOWOWさんからではなくて自分からお願いしました!」と自ら志願してMCを買って出たことを明かした。
「WHO I AM」については、国枝が「2015年全米オープンを優勝して、肘を怪我してしまったときから密着が始まって…」と撮影を振り返り、「嫌なときにきたな~、断ろうかなとも思いました。でも記録として残したかったので、オファーをお受けしました」と。映像を見た感想については「自分でもうるっときた。プレーを見ていただければ、僕の生き様が伝わるはず」と自信をのぞかせた。
また、東京2020年パラリンピックの話題になり、「東京にオリンピック・パラリンピックの招致が決まったあの瞬間から、2020年の東京開催に向けて頑張ろうという気持ちが湧き上がってきた。絶対に出場したい」と意気込む国枝。松岡からの「でも怪我もある、ランキングも落ちている、若手もどんどん強くなっている中で、どうやったらそういう考え方ができるのか」というメンタルに関する質問にも、「弱さを受け止め、それを強さに変えていくために何をすべきか考えることが大切だと思います。周りが強くなるなら、僕も強くなる。まだまだ進化できる手応えは、僕自身も感じているので」と答え、会場からは大きな拍手が起こった。
これにはマールーも「自分で自分の可能性を感じているのであれば、やらない理由はないですよね。私は、弱さは気にしない!それらは流して先に進んで、どんどん強さを追い求めます」と続き、松岡が「こんな人たちが自分の敵やライバルだったら嫌だよね(笑)」とぼやくひと幕も。
この後、国枝とマールーに花束を贈呈した西島が「お2人は競技のレベルを上げて、競技自体を変えてきた方たちなので、強さ、美しさ、そして強烈な個性を感じました。そんな人生を楽しんでいる姿は、自分もこんなに人生を謳歌できているのかなって、正直嫉妬を覚えるくらい。『WHO I AM』シーズン2は、より選手1人ひとりの哲学、言葉、情熱にフォーカスされている素晴らしいシリーズになっているので、ぜひ楽しんで見てください」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
「IPC&WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズWHO I AM」
毎週日曜 後9・00 WOWOWプライムにて放送