スーパープレミアム『古代エジプト 3人の女王のミステリー』(BSプレミアム 11月25日(土)後9・00)の取材会に松嶋菜々子、西島秀俊が登場。エジプトロケの思い出を語った。
3000年の歴史を誇る古代エジプトの3人の女王の謎に迫る。番組で追うのは、女性として初めて国の頂点に立ったと考えられるハトシェプスト女王、ツタンカーメンの養母・ネフェルティティ、古代エジプト最後のファラオ(王)クレオパトラ。松嶋菜々子と西島秀俊がエジプトに飛び、女王たちにまつわる謎を解きながらその姿に迫る。
2つ返事でオファーを快諾したという松嶋は「エジプト旅行に行った周りの人たちが、『素晴らしい』『もう1回行きたい』と100%言っていて。評判もさることながら、美しさを武器に女王に君臨していたという今までのイメージを覆す物語を探っていくところにひかれまして、今回楽しみに行かせていただきました」と出演の経緯を明かした。
一方、5年前にドキュメンタリー番組で一度エジプトを訪れていたという西島は「実はツタンカーメンの前に2人謎の王がいるっていうことであったり、ツタンカーメンの義理の母親のネフェルティティがかなり謎めいた人物であったり、エジプトに行った後に自分が興味をかきたてられることがたくさん増えていて。僕もぜひ参加させてくださいということで参加させてもらいました」と。
エジプトロケは過酷だったと何度も繰り返した西島は「ずっと景色が変わらない中、片道4時間半って聞いてたんですけど車に6時間以上揺られて(笑)。何もない風景を撮って帰ってきたっていうのが印象深かったです(笑)」と述懐。ほかにも「カルナック神殿には毎日通ったので、3日目ぐらいからゲートの人も『何しに来てんの、君?』って感じで何のチェックもしてくれなくて(笑)。そういう、過酷なロケでした」と旅を振り返った。
さらに西島は「ずいぶん松嶋さん楽なところでロケしてるなと思って(笑)。あんまり大変そうじゃないので、被写体の問題なんだなって思いました」とボヤきが止まらず、松嶋は「素敵なとこばっか行ってるね、って言われましたけど結構過酷だったんです(笑)」と反論。現地ではスタッフからのむちゃぶりもあったそうで「クレオパトラになったつもりで演説をするとか…半笑いで(笑)。大したことはないんですけど」と小声で明かしていた。
見どころについては「今までのイメージを覆すような新事実が分かると思います。それは仮説だけではなく、実際手にとって見られるものが映像として出てきますので、ぜひ番組をご覧になって一緒に謎解きに参加していただけたらと思います」(松嶋)、「よく映画で描かれるような女王のイメージみたいなものとはと全く違う、素晴らしい知性と本当にクリエイティブな芸術性にあふれた人物たちだったということがとてもよく分かるドキュメンタリーになっているので、ぜひ見ていただいて新しい真実の女王の姿を見ていただきたいです」(西島)とそれぞれアピールした。
スーパープレミアム『古代エジプト 3人の女王のミステリー』は、BSプレミアムにて11月25日(土)後9・00~11・00放送。