俳優の高橋克典が、黒柳徹子の半生を描いたテレビ朝日系帯ドラマ劇場『トットちゃん!』((月)~(金)後0・30)に劇作家の故・飯沢匡さん役で出演することが分かった。11月23日(木・祝)放送の第39話に登場する。
飯沢さんは、NHK専属女優だった黒柳を一躍人気者にしたラジオドラマ『ヤン坊ニン坊トン坊』の脚本を担当。黒柳の才能を見出し、女優人生を切り拓くきっかけを作った。黒柳にとってはまさに“運命の人”だ。劇中でも、徹子(清野菜名)を同作に抜擢。それまで個性的な演技をディレクターたちから叱られ、番組を降ろされてばかりだった徹子が「わたし、自然にやりますので。普通にやりますので。歌も勉強しますし、しゃべり方もちゃんとしますから」と申し出ると、ある言葉を投げかけて深い感銘を与える。
高橋の出演は、その演技力を高く評価していた黒柳たっての熱望で実現。高橋は「黒柳さんの人生を変えたキーマン、飯沢匡さんを演じさせていただきとても光栄です。劇中では少しだけの出演ですが、黒柳さんの人生にとって大切な方なので、大事に演じさせていただきました。黒柳さん役の清野菜名さんは、その透明な目に強い力を感じました」と撮影を振り返り、「黒柳さんには今度お会いした時に、飯沢先生のお話を聞かせていただきたいです」と語っている。