2018年1月10日(水)からスタートするドラマ『幕末グルメ ブシメシ!2』(BSプレミアム)の試写会が12月21日(木)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、瀬戸康史、草刈正雄が登壇した。
本作は、江戸に単身赴任中の勤番武士が、料理で人々の悩みを解決するさまを描く幕末グルメドラマ。Season2では、“ほのぼの時代劇”に西洋の味付けと幕末動乱の雰囲気を加え、スケールアップして帰ってくる。主人公、高野藩の下級藩士・酒田伴四郎を瀬戸が、高野藩藩主・松平茂照を草刈が演じる。
今年1月に放送し、好評を博した本作。放送から1年での続編に瀬戸は、「こんなにも早くseason2をやることができて、大変うれしいです」と喜びつつ、「season3につながるような面白い作品に出来上がったと思っています」と自信を見せた。また、これだけ早く続編が作られたことについて制作統括・出水有三氏は「実はもう地上波放送の前に制作は決まっていました。BSプレミアムで深夜に放送された時、視聴率的にはまあまあ合格点という数字だったのですが、なにしろ反響が大きかったので、春ぐらいにはseason2やってみようかという話になっていた」と明かした。
草刈は、瀬戸について「ムードメーカー。新しいキャストたちは瀬戸君の雰囲気に巻き込まれてすぐ家族のような形になった」と絶賛し、「瀬戸君と芝居で絡むシーンが一番好き」と告白。「言葉で言い表せないんですけど、なんかこう“沸く”んですよね」と言葉に詰まりながらも話し、「おそらく“あいしてる”のかな。なんか馬が合うので、芝居をしていて楽しい」と語った。
絶賛された瀬戸は約1年ぶりとなる共演に「殿(草刈)とのコンビネーションは全然落ちることはなかった。草刈さんのアドリブも相変わらず鋭くて笑いを堪えながら演じていました」と相思相愛の様子。一番好きなアドリブシーンを聞かれると、「顔を殿(草刈)に触られるのがすごく好きなんですよ」と明かし、「今回もある場面でやってくださって、それはもう最高ですよね!」とニッコリ。
続編の撮影時期が、冬の氷点下のなかだったため、顔が強張らないように常に顔の体操をしていたという瀬戸は「来年もまたseason3できることを期待しています。でも(撮影は)春ぐらいにやりたいですね!もう少し暖かい時期に…(笑)」と希望していた。
最後に今年1年を振り返り、漢字一文字で『交』と表した瀬戸。「今年もいろいろな役を演じさせていただきました。役と自分が交わるのもそうですし、新たなキャストの方や周りの人と交わることでまた新しい作品が生み出される素晴らしさを感じた1年でした」とその理由を語った。
『幕末グルメ ブシメシ!2』
BSプレミアム
2018年1月10日(水)スタート
毎週(水)23:00~23:30(全7話)
出演:瀬戸康史、酒井若菜、桐山漣、三吉彩花、笠原秀幸、草刈麻有、萩原みのり、若山耀人、戸田恵子、徳井優、国広富之、平田満、草刈正雄ほか
語り:櫻井孝宏
原作:土山しげる「勤番グルメ ブシメシ!」
脚本:櫻井剛
演出:山内宗信、小林達夫、雫石瑞穂
制作統括:出水有三、藤尾隆
<第1話(2018年1月10日放送)あらすじ>
高野藩士・酒田伴四郎(瀬戸)は、相変わらず江戸勤番生活。しかし最近は江戸料理のご意見番などと調子に乗っていた。正月に藩主・茂照(草刈)から直々に褒美をもらったのを皮切りに、跡継ぎ・清之助(若山耀人)の側役を仰せつかる大出世!ウハウハの伴四郎であったがこの清之助、どうも今で言う反抗期のようで、血のつながらない殿とうまくいっていない。二人は殿から英国公使の接待を仰せつかるが、伴四郎の安易な振る舞いにより失敗に終わる。清之助の次期藩主襲名にも暗雲が立ち込める。そんな逆境の中、伴四郎は形勢逆転の料理に挑む。