『ダンケルク』のブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信記念スペシャルトーク付試写会に、映画コメンテーターの有村昆と俳優の磯村勇斗が登壇した。
本作の感想を尋ねると磯村は「最初に見たときに目が離せないぐらいの映像のド迫力と、音楽からもスリル感、緊張感が伝わってきました。実写にこだわっているので、アトラクションに乗ってるといいますか、『ダンケルク』の世界に自分がいるような体験できる映画。初めてです、体験できる映画っていうのは」とCGを使わず実写で撮影された本作に圧倒されたことを明かした。続けて有村は「音楽は不協和音しか流れてこない。秒針が流れて緊迫感あるんです。ある瞬間に秒針が止まる演出は、最高です」と絶賛した。
今年100本ほどの映画を観たという磯村は、『ダンケルク』のようなアクション系の映画について、「好きです。生死の境目をさまよって生きる姿は、役者自身も限界に挑戦していくので、画からすごく魂が見えたりする。自分を『ダンケルク』の世界に投影してみたり、見ていて恐怖、緊張しかなかったです。自分もそういう役やってみたいなと思いますね」とローラン作品に出演したいことを明かした。
有村から、ローラン監督の作品に出演し、実写でやるとなったら?と投げかけられると、磯村は「テンション上がります。ブルーバックでお芝居したこともあるんですけど、イメージの中でしかお芝居できない。実写にこだわって実際に目の前で起きることを素直に感じて表現するだけなので、やりやすい現場だと思います」と語った。
また兵士40万人もCGを使わず、6000人の兵士とダンボールを人型に切り取り撮影を行っていたという。有村は「あそこのシーンはとてもシュールでした。ダンボールだけれど、上空から見たら本物の人に見えるんです」とメイキングに収録されているという、撮影の裏側の魅力についても触れた。磯村は「怖かったら俳優たちが実際に怖さを感じているだろうし、身の危険を感じたりしているからこそ、画面から通して伝わってくる。それが合成とかになると弱くなっちゃう」と、実写の撮影の魅力を語った。
今年どのような年だったか質問されると、磯村は「大きく変わった年でした。今年は朝ドラにも出演させていただいて、成長できたし感謝の1年でした」とし、漢字1文字で表すと「“進”。やっと本の目次から1ページ目が進んだ気がするので」と語った。
最後に磯村は「いつかローラン監督の作品に出たいです。『ダンケルク』に出ていた、謎のイギリス兵のような正当じゃない役をやってみたい。参加できるのならエキストラでもいいので、CGなしの作品に出てみたいですね」とし、有村が「磯村さんには正統派なんだけど心に闇を抱えた役をやってほしいです」とローラン作品への出演を熱望した。
『ダンケルク』ブルーレイ&DVD発売中
ブルーレイ&DVDセット(3枚組)¥3,990+税
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【初回限定生産】アルティメット・エディション<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組/ブックレット)¥6,990+税
<映像特典ブルーレイDisc 収録内容>
奇跡の始まり(実話に挑む、ダンケルク、広大なキャンバス、撮影手法)、陸(防波堤の復元、浜辺の兵士たち、戦闘服)、空(空中撮影、コックピットの内側)、海(艦隊の動員、ムーンストーン号、海のシークエンス、船を沈める、歴史の中の小型船)、映画への想い(未知なる体験、ダンケルク・スピリット)
発売・販売元:ワーナー・ブラザーズ ホームエンターテイメント
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス
音楽:ハンス・ジマー
キャスト(吹替):フィオン・ホワイトヘッド(小野賢章)、ハリー・スタイルズ(増田俊樹)、ケネス・ブラナー(谷昌樹)、キリアン・マーフィー(内田夕夜)、マーク・ライランス(原康義)、トム・ハーディー(宮内敦士)
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/
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