プレミアムドラマ『平成細雪』(BSプレミアム)の試写会に、中山美穂、高岡早紀、伊藤歩、中村ゆりが出席した。
文豪・谷崎潤一郎の名作「細雪」をドラマ化した本作は、原作の昭和初期の時代をバブル崩壊後に置き換え、大阪・船場を代表する名家・蒔岡家に生まれた四姉妹がそれぞれの立場で生き方を模索していく姿を描く。
蒔岡家の長女・鶴子を演じる中山は、「『平成細雪』では、(鶴子は)長女としてよりも母親としての役割で描かれているので、とても重要な役だと思いました。妹たちに支えられて成り立っていたので、撮影が終わってもこの四姉妹の関係がずっと続いてくれればいいのにと錯覚した現場でした」と振り返った。
2016年、『連続ドラマW 賢者の愛』(WOWOW)で中山と共演し愛憎劇を演じた高岡は、次女・幸子役で中山と再共演。高岡は「気心が知れているというか、(中山)美穂さんに支えられて、本当の姉妹のように楽しく撮影できました」と順調な撮影を明かす一方で、「船場言葉は初めてだったのですごく苦労しました」と撮影での苦労も明かした。
クランクイン前に1983年に映像化された映画『細雪』(監督:市川崑)を見るか迷ったという三女の雪子役の伊藤は、「素晴らしい女優さんたちと一緒にやる中で生まれてくることが一番大切なんじゃないかと思った」と撮影前に映画版を見ないようにしたというが、「クランクインから1週間くらいして初めて映画を見てみたら、『この順番でよかった』って思いました」と。
四女・妙子役の中村は、「(妙子は)年がら年中、反抗期みたいな四姉妹の中でも情熱的なキャラクターです。そんな妙子とどうって向き合うかを考えながら1つひとつのシーンを一生懸命やりました」と。「私がどんな芝居をしても、優しいお姉さん方が受け止めてくれて、本当に感謝しています!」と共演者に感謝を伝えた。
京都での撮影は「紅葉シーズンで人が多くあまり外に出られず残念だった」という中山と高岡だったが、そんな中、伊藤が「私はすごく食いしん坊なので、撮影中に2キロぐらい太ったんですけど…(笑)」と告白。続けて「京都の料理の先生が作ってくださる消え物がすごくおいしくて」と話すと、中村も「私も食いしん坊で、すごい食べていたよね、私たち(笑)」と同調し、会場を笑わせた。
『平成細雪』はBSプレミアムで2018年1月7日(日)後10時スタート。