映画『ダンケルク』のブルーレイ&DVD/デジタル配信記念試写会が行われ、日本語吹替版で主要キャストの声を担当した声優の小野賢章、増田俊樹が登壇した。
本作は、クリストファー・ノーラン監督が初めて実話に挑んだ緊迫のサバイバル・アクション映画。第二次世界大戦中、フランス北端の港町・ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の救出作戦を描く。日本語吹替版では、若き英国兵トミー(フィオン・ホワイトヘッド)の声を小野賢章が、その仲間アレックス(ハリー・スタイルズ)を増田俊樹が担当している。
同い年でプライベートでも仲が良く、イベント帰りにご飯に行ったりするという小野と増田。MCからご飯に誘う時も良い声で誘うんですか?とのムチャぶりに、小野は甘い声で「だーます、この後さラーメン行こう」と披露し、増田も「いいよ…」と吐息混じりに返し、観客を沸かせた。
本作の出演が決まった時のことを小野は「クリストファー・ノーラン監督の作品だという情報が入っていなかったです。その中で、公開より前に吹き替えの収録を行ってセリフを当てていく時に、『あれ?これすごい映像じゃない…?』って思ったのが最初の印象でした」と。「映画の情報を聞いていくと、『あっ、クリストファー・ノーラン監督の映画なんだ!』と知った時に、僕が『これ映像本当にすごいよなぁ』と思っていたのが、一気につながりました」とコメントした。
完成した本作を観た感想を小野は「感動がすごかったです。本当に映像がきれいで引きこまれていって、例えば印象的に流れている時計の音。そういうところが細かく細かく引き込まれていく要所がたくさんあった。たぶん、まばたき1回もしなかったんじゃないかな」と冗談を言うと、増田から「カッピカピや」とツッコミが。
続いて、MCから増田さんはまばたき何回しましたか?と振られる増田。「僕は結構ドライアイなんで…」とボケつつも、「すごくきれいな空の下、戦争をやっていたんだと。冒頭からすごくきれいな空で、こんなきれいな空の下、脱出劇が描かれるんだって。ものの数分で一気に没入しました」と語った。
また、セリフが少ない本作の難しさに増田は「一言一言に1週間の気持ちを一言に込めなきゃいけないっていうのは、かなり難易度の高いものに挑戦させられてるなとすごく感じましたね」と。小野は「こんなにセリフが少ない中でどう表現していったらいいんだろうっていうのが一番難しかった。『生っぽくやってほしいんだ』と言われたので、できるだけその状況下で発している言葉になるように、というところが難しかったです」と収録を振り返った。
今後どういう役をやりたいか、との質問に小野は「最近の僕の夢は、アメコミヒーローをやること。大人になってからこんなに夢中になれるものってなかなかないなと思いました」とニッコリ。増田は「敵役やりたいですね、悪いのやりたい」と。さらに、「この前、『ダークナイト』観たんですけど、ジョーカーがかっこいい!藤原啓治さんの芝居が素晴らしくて。悪役やりたいなんて軽く言えないです。50、60、70代くらいのちゃんと人生の厚みがないと敵役はできない」と熱弁。
最後に本作にちなみ、困難をどのように乗り越えていくかと聞かれると小野は「耐える!ひたすら耐える!仕事が大変な時とかは耐える。耐えて耐えて耐えて、休みの日に爆発します!」と。増田は「僕はまったく耐えられないので、ぶつかっていっちゃいますね。神社に行ったりパワーストーン買ったりして、スピリチュアルに頼りまくって、どうにか俺の人生良くしてくださいって祈っています」と明かした。
映画『ダンケルク』
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