漫画家・吉田秋生の40周年記念プロジェクトの一環としてアニメ化される「BANANA FISH」の制作発表が行われ、メインキャストが発表されたほか、第1弾PV、キービジュアルなども公開された。
制作発表会では、アッシュ・リンクス役を内田雄馬、奥村英二役を野島健児、マックス・ロボ役を平田広明、ディノ・ゴルツィネ役を石塚運昇が演じることを発表。さらに、内田、野島がサプライズで登場し、会場を沸かせた。
<キャスト・スタッフ コメント>
■内田雄馬/アッシュ・リンクス役
原作を読ませていただき、その物語にとても魅了されました。アッシュの人生を辿ってみたいと思っていたのでうれしくもありますが気が引き締まる思いです。言葉の1つひとつを丁寧に大切にしたいと思います。
アニメ「BANANA FISH」よろしくお願い致します!
■野島健児/奥村英二役
長い時を経ても絶大な人気を保ち続けているもはや伝説とも聴いていた作品のアニメ化という事、その責任の大きさに身が引き締まる思いです。1つひとつ丁寧に作品に寄り添い、ファンの皆さまのご期待に添いつつもアニメーションならではの魅力を出していけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!
■平田広明/マックス・ロボ役
連載当初よりとても人気のある「BANANA FISH」が“ノイタミナ”枠でついにアニメ化されるということで、出演のお話をいただき、たいへん光栄と思うと同時に、原作ファンの皆様のご期待にも応えられるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
■石塚運昇/ディノ・ゴルツィネ役
「BANANA FISH」という題名からしても、何やらきな臭い、ワケありな物語だと思わせますよね。私の役どころは主人公に立ちはだかる大きな壁、ゴルツィネというイタリア系のボス。ただし面白いのは、主人公のアッシュを単に邪魔者扱いするだけじゃなくアッシュを愛しているというところです。愛ゆえに憎む、普通の憎悪よりもっと強烈な憎しみとなって立ちはだかるゴルツィネ。全体のトーンとしてはアニメというよりも外画の雰囲気を醸し出しています。なかなか骨太な、大人の映像を見ているような作品となっていますので、どうぞご期待ください。私もなかなかしぶといオヤジですよ。
■監督・内海紘子
初めて原作を読ませて頂いた際、とても重厚なストーリーに惹き込まれ、その中心であるアッシュと英二の関係性にすごく惹かれました。なので私としてはとにかくアッシュと英二激押し!!ハードなストーリーを経て変化していく2人の関係性と、それに絡み合う味のあるキャラクターたちをぜひハラハラしながら見守って頂けたらと思います。そして折角今の時代にアニメ化できるならアニメは現代版『BANANA FISH』として、魅力的な作品の新しい一面をお見せできたらと思っています。現代に蘇ったアッシュたち―ーーどうぞお見逃し無く!
■シリーズ構成・瀬古浩司
何よりもまず吉田秋生先生の、 それも『BANANA FISH』という巨大な作品に脚本という形で関わらせて頂けたことを光栄に思います。脚本を書いていると、20歳頃に東京の片隅で吉田先生の作品を読みふけっていた時のことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。最高にクールで切なく、そして凄まじくハードでロマンティック。そんな作品になればいいなという想いで、脚本を書いていました。あの頃聴いた音楽を流しながら。
■キャラクターデザイン・林明美
今回、このBANANA FISHという作品に参加することになり、あらためてタイトルの大きさに責任を実感してはいますが、それ以上の楽しさも日々の作業に感じております。昔の作品ではありますが、アッシュ、英二、登場人物たちがこの時代に生きていたら…という想いと共に映像をお届けしたいとスタッフは日々頑張っていますので、7月の放送をぜひお楽しみに。
■音楽・大沢伸一(MONDO GROSSO)
名作漫画の20年以上経てのアニメ化。全編を通して音楽で新しい息吹を吹き込めればと思います。
「BANANA FISH」
7月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送開始
Amazonプライム・ビデオで日本・海外独占配信
<キャスト>
アッシュ・リンクス:内田雄馬
奥村英二:野島健児
マックス・ロボ:平田広明
ディノ・ゴルツィネ:石塚運昇
<あらすじ>
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。
ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。
©吉田秋生・小学館/Project BANANA FISH