女優・吉永小百合が、3月6日(火)放送の『マツコの知らない世界』(TBS系)にゲスト出演する。マツコ・デラックスとは今回が初共演となる。
『マツコの知らない世界』は、一般人や文化人、時にはタレントや有名人ゲストが、自らの得意ジャンルを企画として持ち込んで、マツコにプレゼンする人気バラエティ番組。
「吉永小百合の世界」と題し、1年に16本もの映画に出演していた当時の多忙極まる暮らしぶり、映画「天使が俺を追い駈ける」(1961年・日活)で図らずも奪われたファーストキス喪失のショック話や、映画女優として確固たる地位を築きながらも抱えていた知られざる苦悩と決断、そして人生を変えた結婚、さらに現在の妻としての思いなどを語る。
「お会いしないままでいたかった…」と心情を明かしたマツコは、映画の世界で生きてきた吉永が感じているという“女優”という言葉への複雑な思いをひもといてく。そして、徐々に打ち解けていき、吉永と見つめ合ったマツコが「忘れかけていた男の部分が点」とつぶやいてしまうひと幕も。
収録を終えた吉永は「出演が決まってからずっと番組を拝見してきましたけど、毎回知らない世界を番組で旅しているマツコさんは大変だなと思っていました。私も、どんなことでもお話しするつもりでいたので、マツコさんにお会いできると思ったら昨日は緊張して眠れませんでした。いざお会いしたらとても優しい方で、今日は全てを委ねられたと思います」と感想を語った。
マツコは「間違いなく今日、日本の頂点に触れた気がしました。おそらく小百合さん以上の方は、この番組にご登場いただけないと思うので最終回のつもりで臨みました。お会いして、もう生命体としての強さが尋常じゃない。今まで会ったことがない、落ちたての隕石から何かものすごいものが出ているみたいな、もう例えようのないオーラと、女優の中に潜む“男”の部分を感じました。普段、この番組をご覧になってくださる皆さんが納得できる話を吉永さんから引き出せたのか? どうかは番組をご覧いただければと思います」とコメントしている。
そして、スタジオには「吉永小百合写真館」として、これまで吉永が出演した作品の大写真パネル、幼少期から10代の頃のブロマイド、写真家の巨匠が撮った貴重な写真を用意。デビュー作「朝を呼ぶ口笛」(1959年・松竹大船)から最新作「北の桜守」(2018年3月10日公開・東映)の中で、「震えた」「怖かった」「心にしみた」共演者とのエピソードが語られる。また、吉永を長年知る関係者が明かす、飾らない吉永の素顔を紹介するコーナーもあるという。
1時間まるごと吉永小百合を特集する『マツコの知らない世界』(TBS系 後8・57)は3月6日放送。
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