「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」の最後を飾る第3作「仮面ライダーゲンムvsレーザー」の初日舞台挨拶が行われ、岩永徹也、小野塚勇人、鈴村展弘監督が登壇した。
「ライフがゼロになっちゃいました」と笑う壇黎斗/仮面ライダーゲンム役の岩永は本作の結末について、「途中簡単なところでライフを落としてたけど、エグゼイドのラストの物語としてはよかったんじゃないかな」と撮影を終えての感想を。九条貴利矢/仮面ライダーレーザーターボ役の小野塚も「最後はつかみ合いで殴り合って、男心をくすぐるような、熱い感じになってよかったなと思っています」と達成感を口にした。
テレビ本編の貴利矢の最後を彷彿とさせるような雨中で殴り合うシーンは、台本では芝居のみで終わる予定だったという。だが「黎斗と貴利矢が戦っているところをみたいだろうなと思っていたところに、小野塚君から殴り合うシーンを提案されて」と鈴村監督。これに「悔い残すことなくなぐり合いました」(小野塚)、「あれ(殴るシーン)ちょっと憧れだったんです。本当に楽しかった」(岩永)と2人が全力で応えた。
お気に入りのシーンを聞かれると、「『神の恵みをありがたく受け取れ』のポーズがカッコよくて。ポスターにも使われていて光栄です」と岩永。一方の小野塚も「あの座りからの変身ポーズは、『ゴライダー』の時から眠らせてたので、今回できてよかったです」と。他にも黎斗の空中変身など、鈴村監督が2人に悔いが残らないように「アイデアがあったら言ってほしい」と伝えていたからこそ実現したシーンが劇中にちりばめられている。
3部作の大トリを飾った2人。岩永は「最初から全て決まっていたかのようにすごい美しい終わり方になりました。世界を変えるのは“神”じゃなく、その言葉を受け継いだ皆さんだと思っています」と黎斗の思いを代弁するように会見を締めた。
「仮面ライダーゲンムvsレーザー」は全国22館にて上映中。