4月22日からスタートする日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系 後9・00 ※初回25分拡大)で主演を務める二宮和也が、TBSテレビ入社式にサプライズゲストとして登場し、新入社員にエールを送った。
「新入社員の皆さんのために、駆けつけてくれた方がいます」という紹介で姿を現した二宮に、38名の新入社員たちは「お~!!」と歓声を上げ大興奮。1998年にTBSのスペシャルドラマでドラマデビューした二宮は「さっきここに来て思い出したんですが、この会場の対面にある会議室。僕が14歳のときに『COUNT DOWN TV』のリハーサルだと言われて来たら、『二宮和也 断髪式会場』って書いてあって(笑)。入ったら記者さんたちがいて、用意された真ん中の椅子に座ったら坊主にされて、そこでドラマに出ることを初めて知りました(笑)。皆さんが入社したのはそういう会社なんです(笑)」と当時の裏話を暴露し、会場は笑いに包まれた。
また、「皆さんと僕が違うのは、僕は出世はしないんです。“あと2年でV6です”とか、“あと5年でTOKIOです”とかじゃなく、ずっと嵐でいるわけで。だからあまり競争意識はないんですが…。皆さんは、この先同期が上にいったりすると悔しいと思うかもしれないけど、それは最初くらいなんじゃないかな。それがうれしさに変わったりする時期がくると思うんです。その時に同期の絆や思いっていうのを忘れないでいられると、いい人間になれるんじゃないかと思います」とアドバイス。
さらに新入社員から質問タイムを実施。「今までの人生で一番感動した出会いは?」との質問には、「クリント・イーストウッドです。みんなが知っている人だけど、みんなが会えない人ですよね。その方にお会いできるチャンスを僕はいただけて。感動しましたね。映画に参加させていただいて、演技指導もしていただいて。彼は“僕は毎日現場に宝物を拾いに来ている。その宝物をつなげたら映画になったんだ”って言っていて、僕も映画監督になったらこれを言おうと思っています(笑)」と語り、「それくらい概念の違う人。皆さんもそういう上司に出会えると仕事の考え方も変わってくるだろうし、想像以上の仕事ができるんじゃないかなと思います。働くのは自分ひとりでするわけじゃないですからね」と貴重な経験を明かした。
他にも「二宮さんが社会に出て初めてした親孝行は?」との質問に、「親孝行したい、というその思いが親孝行だと思って、僕はまだしていません(笑)」と会場を笑わせた二宮。「親って、一番分かってくれる人だと思うんですよね。一緒にご飯食べに行ったり旅行に行ったり、それは自分のお金ではなくて、お父さんお母さんのお金で行った方がいいと僕は思いますよ。(社会に出たという)すごいことはもうしているし、自分が子供でいられるのはお父さんとお母さんの前だけだから。そこはちゃんと子供としていた方がいいんじゃないかな」と、自身のこだわりを語った。
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