廣瀬智紀主演のファンタジーオーケストラミュージカル「スサノオと美琴~古事記~」が、8月29日(水)に新国立劇場・オペラパレスで1日限りで上演される。
本作は、現代に生きる11才の男の子・美琴が、日本創生期・神の時代にタイムスリップし、スサノオと三種の神器探しの旅に出るというファンタジー作品。新鋭作曲家・日高哲英氏が作り出す音楽を総勢60名のレディースオーケストラ“G-Dream21”が演奏。台本・演出を心に響く舞台を数多く創作する杉本凌士氏が手掛ける。
スサノオ役を、舞台「弱虫ペダル」(15年)、ドラマ・舞台「男水!」(17年)、劇団☆新感線「髑髏城の七人」(17年)などに出演する廣瀬智紀、美琴役を、ブロードウェイミュージカル「ビリーエリオット」(17年)で主演を務めた木村咲哉が演じる。アマテラス役は元宝塚・月影瞳、イザナギノミコト役はミュージカル界の重鎮・岡幸二郎、イザナミノミコト役は元宝塚・彩輝なお。
ほかに、オペラ界より老舗・藤原歌劇団の面々、踊りは小林紀子バレエ・シアターとコラボレーションし、音楽と踊りと演劇が一体となる。
主演を務める廣瀬は「このカンパニーの中で、スサノオという役を演じる重みをしっかりと背負った上で舞台に立ちたいと思います。『生』の音を『生』のお芝居を、目で耳で身体で感じて頂ける極上の空間を創り出せるよう、精一杯カンパニーの皆さんと手を心を合わせて取り組んで参ります。題材も日本神話なので海外の方にも観て頂ける作品に出来るといいなと思います」と意気込みを語っている。
ファンタジー オーケストラミュージカル「スサノオと美琴~古事記~」
日程:8月29日(水)16:30開演
会場:新国立劇場 オペラパレス
チケット:S席 12000円/A席 10000円/B席 8000円
総監督:井戸輝雄
芸術監督・指揮:坂本和彦
台本・演出:杉本凌士
作曲:日高哲英
主催:一般社団法人日本文化創成協会
<あらすじ>
伊那美琴(木村)は11歳の男の子。彼はある日、黄泉比良坂(神話上、現世と黄泉の国の境目と言われる坂)を訪れ、光り輝く勾玉を拾う。そこへイジメっ子達が現れ、美琴は思わず巨石に登ってしまう。その瞬間、イジメっ子達は巨石の向こう側に吸い込まれ、美琴も気を失ってしまう。目覚めた美琴がいたのは日本の創成期、すなわち神の世界。そこで美琴は神々から恐れられていた凶暴な神「スサノオ(廣瀬)」と出会い、半ば強引に母親探しの旅に付き合わされることになる。そして二人は天岩戸伝説やヤマタノオロチ退治に挑むことに…。幼くとも勇気と信念を持つ美琴に、神であるスサノオが心を動かされる「人間の在り方を問う」古事記ジャパニーズファンタジー。