東野圭吾原作の「手紙」が初ドラマ化され、KAT-TUNの亀梨和也が主演することが決定した。
ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』は発行部数240万部を超え、映画化、舞台化もされている東野圭吾原作の初ドラマ化。テレビ東京のドラマ初出演にして初主演となる亀梨は、犯罪加害者の兄を持つ弟・武島直貴を演じる。また今回のドラマ化に際し、獄中の兄から届く手書きの手紙とSNSで簡単につながってしまう社会との対比を、現代版の『手紙』として描く。
テレビ東京のドラマ初出演に関して亀梨は「テレビ東京のドラマも東野圭吾さんの作品、どちらの出演も僕にとっては初めてなので、本当にワクワクしています。初めての角度でお仕事ができることに、いろいろな期待を持ちました」と語った。
また、演じる・直貴の印象として「直貴は事件の当事者なのか何なのか…とても難しい立ち位置にいる人物。決してスポットライトを浴びるようなキャラクターではない。そこがこの作品が持っている魅力であり、メッセージなのだと思いますが。僕自身、その難しさ、もどかしさにハマっていけたらと思っています」と。
そんな難しい役を演じることについて「役作りに関しては、あまり用意しすぎないほうがいいかなと思っています。まずは監督の指揮にしっかり反応できるようにいられたら。その中で、目の前で起きていること、感情、そういうものに敏感でいたいかなと思います」と。さらに「それを自分がどう捉え、表現できるかということを大事にしたいと思います。撮影中は何かに悶々とする時間になると思うので、それを抱えられる自分でいたいと思っています」と意気込みを語った。
最後に「ドラマの時代設定は原作よりも現代的に、2018年の今の時代に沿った内容になっています。誰もが直貴の兄・剛志のような加害者になり、そして被害者になりうる要素を持っている。それも、無意識のうちに…。この作品の出来事以外にも、どんな些細なシチュエーションでもそうなりうる時代だからこそ、このドラマを通して視聴者の皆さんに何かを感じてもらえれば、そんな作品にできればと思っています」とメッセージを送った。
ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』
テレビ東京ほか
原作:東野圭吾
出演:亀梨和也ほか
脚本:池田奈津子
監督:深川栄洋
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/tegami/