“手話と日本語のバイリンガルを育てる”日本で唯一の教育現場を紹介 Eテレで5・26放送

エンタメ総合
2018年05月10日

『ETV特集 静かで、にぎやかな世界』『ETV特集 静かで、にぎやかな世界』が、Eテレで5月26日(土)に放送される。

 東京都品川区にある私立特別支援学校・明晴学園。日本で唯一の“バイリンガル・バイカルチュラルろう教育”を行う、「聞こえない子供たち」の学校だ。

 長年、多くのろう学校では、ろう者のことば=手話を否定し、使ってこなかったのに対し、同校では授業のすべてを“手話”で行うなど、独自の教育を実践。考える力や人間関係を紡ぐ力、自尊心を育んできた。

 学校が大切にしてきたのは、“ろう”の子供たちは、聞こえないというマイナスの存在ではなく、耳が聞こえる“聴”の人とは異なる世界を生きている、ということ。聞こえないことを当たり前の状態として受け止め、「目の子供」として育む。

 そんな子供たちも、卒業後は実社会へと巣立っていく。“ろう”として生きる力を培った子供たちに、“聴”の世界はどう映るのか。

 番組では、明晴学園の子供たちと、卒業生の日々をドキュメント。手話で生き生きと、日々を過ごす子供たちの「静かで、にぎやかな世界」をノーナレーションで送る。

 『ETV特集 静かで、にぎやかな世界』は、Eテレで5月26日(土)後11・00~11・59放送。

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