7月7日(土)公開の映画「ルームロンダリング」の舞台あいさつが大阪シネ・リーブル梅田で行われ、主演の池田エライザが登壇した。
本作は、わけあり物件に住み込み次の住人を迎えるまでにクリーンな空き部屋へと浄化(ロンダリング)する仕事に従事する御子(池田エライザ)と、彼女を取り巻く人々を描くオカルトファンタジー。胡散臭い不動産屋を営む御子の叔父役をオダギリジョー、御子の隣に住む青年・亜樹人役を健太郎が演じるほか、渋川清彦、光宗薫、木下隆行、奥野瑛太、つみきみほ、田口トモロヲ、渡辺えりが出演する。
「今日はたくさんの方にお越しいただき、とてもうれしいです。大阪イェーイ!」とハイテンションであいさつした池田エライザ。
「こじらせ女子を演じていますが、役作りは難しくなかったですか?」という質問に対して、池田は「御子ちゃんと自分は結構似ているんです」と語り、「片桐(健滋)監督は、廣木隆一監督から『エライザちゃんは暗いよ』と言われて、御子役にピッタリだなと思ったそうです」とキャスティングの裏側を明かした。自身が演じたキャラクターに関しては、「御子ちゃんは頭の中ではとても饒舌なんじゃないかと思っています。言葉がうまくまとまらなくて、なかなか話せない分、表情で物語ることが多くなるんです。」と。
「実際に事故物件に住めますか?」という質問が投げかけられると、「この映画の取材でよく聞かれるのですが、劇中に出てくるような人間味あふれる幽霊たちだったら、1か月ぐらいなら大丈夫かなと思います(笑)。ある種のルームシェアって感じですね」と語った。
撮影中のエピソードを聞かれると、オダギリジョーとの思い出を振り返り「オダギリさんが現場に来た時に、内弁慶な御子ちゃんが気軽に話しかけられる空気を出してくれていたので、あぁ悟郎さんがいるなぁと思い、とても救われました。」と語り、「渋川(清彦)さんや光宗(薫)さんたちから「御子!!」と呼ばれることもうれしかったです」と笑顔を見せた。
お気に入りのシーンとして、池田は御子が涙する場面を挙げ「光宗さん演じる、殺人事件の被害者OL役の悠希に両親について尋ねられるシーン。台本には書かれていなかったのですが、思わず泣いてしまったんです。自分と御子の心が近づいた瞬間だと思いました。とても大事なシーンになりましたね」と語った。
また、“家族や人とのつながり”を描いている作品だと思っています。とても大切な、例えば、子供の頃に母親からもらった絵本のような、忘れられない存在の映画です。だから、たくさんの人に愛されてほしいです」と作品への想いを明かした。
映画「ルームロンダリング」
7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
出演:池田エライザ、渋川清彦、健太郎、光宗薫/オダギリジョー
監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋・梅本竜矢
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:roomlaundering.com
©2018「ルームロンダリング」製作委員会