AKB48岡部チームA「目撃者」公演が6月12日に開幕した。AKB48劇場での「目撃者」公演は、約6年ぶりとなる。
キャプテンを務めるチーム8茨城県代表・岡部麟は初の兼任、そしてチームAのキャプテンということで、本番前から気合十分。ステージの照明が明るくなり、チームA研究生の庄司なぎさ、本田そら、道枝咲が登場。3人で「ミニスカートの妖精」をかわいらしく披露した。
Overtureが終わると「目撃者」公演の特徴とも言える映像の演出でムードが一転。幕が開くと、白い新衣装のコートに身を包んだメンバーが「目撃者」を歌い上げた。
前田敦子のポジションには、52ndシングル「Teacher Teacher」でセンターを務める小栗有以が抜擢され、長い手足とキレのあるダンスで魅了した。
キャプテンの岡部は冒頭のあいさつで「初日を迎えられて本当にホッとしています。岡部チームAの新しいスタートを切っています。これから私たちらしいチームを作っていきたいと思います!」と。
「初日の意気込み」という自己紹介のお題に、横山由依は「自分のターニングポイントになった目撃者公演ができてうれしいです。昔と今、両方の良さを出して、皆さんに歴史の目撃者になってほしいです」と語った。
向井地美音は「高橋みなみさんのポジションをやらせていただくので、たかみなさんばりのドヤ顔で頑張ります!」と意気込みを語ると、会場からは笑いが起こった。13歳の鈴木くるみは「最年少なのでフレッシュさは忘れずに、大人っぽさを出していくので見ていてください!」と語った。
ユニットブロックでは、「愛しさのアクセル」で後藤萌咲と下尾みうの2人が抑揚のあるダンスを披露。ライトセーバーを高橋みなみが振る演出が特徴的だが、新たな振り付けに変更し、難易度の高いダンス曲となった。
MCでは、宮崎美穂が「みうちゃん(下尾)のダンスが好きで、かわいいし良い!」とベタ褒め。また、4月1日に行われた単独コンサートのミニゲームでチームAが初日の豪華弁当を勝ち取ったことを篠崎彩奈が思い出し、前日にスタッフに頼んだおかげで豪華な焼き肉弁当が届いたと喜ぶひと幕も。
本編最後に小栗は「私たちには、全員それぞれ夢があります。今、何をしているんだろう。今、やれることってなんだろうと時々考えます。でも、私たちはゴールに向かって伸びている道を歩いていきます」と語り、本編最後の「命の意味」を歌った。
最後のあいさつで岡部は「これからも16人の本気を見せていきます」と決意を明かした。
<囲み取材 岡部麟、横山由依コメント※一部抜粋>
■岡部麟
「チームAが AKB48を引っ張っていかないといけないという意識を持っています。歴史のあるチームなのでキャプテンをすることにプレッシャーがありました。すごくタイトな中でレッスンをしていたことや、自分もレッスンに参加できないことで、こうしたいというキャプテン像があったけど、思うようにできませんでした。今まで強がっていたけど、チームのキャプテンは大変だと思ったし、チーム8から兼任していることもあるので、たくさん頑張らないといけないと思いました」
■横山由依
「いろんなキャプテンを見てきたので、キャプテンは形にとらわれなくて良いと思っています。麟ちゃんは意見を言うというより、先輩や後輩メンバーのサポートも受けながらやっている感じがするので、既に麟ちゃんらしいキャプテンが出来上がっているなと思います。全員でイチからチームを作るのは面白いし、私もキャプテンではなくなったので、麟ちゃんをサポートする側になるがすごく楽しみです」
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