カラテカ矢部、キンコン西野のパクリ指摘に「オマージュです」

エンタメ総合
2018年06月18日

『エゴサーチTV』特別企画「ニシノ書房」 無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で『エゴサーチTV』の特別企画「ニシノ書房」が6月15日に放送された。

 6月15日は、特別企画「ニシノ書房」と題して、本が好きな芸能人をゲストに迎え、“人生に影響を与えた本”や“しるしを付けた本”をテーマにトークを展開。最初のゲストには、元AKB48でタレントの秋元才加が登場。秋元の自宅にある本の一部を見たMCのキングコング・西野亮廣は「本当に幅広いというか、なんか難しそうな本」とコメントし、世阿弥の理論書『風姿花伝』を手に取った。

 この本との出会いについて、秋元は「AKB時代に初めて舞台に出るときに、ファンの方からいただいて。20歳のときかな。“年齢をある程度超えたら、若手にもう譲れと。しっかり脇を固める力を付けて、若手を支えてあげなさい、それが“美”ですよ”っていうのが書いてあるんですよ」と説明。さらに、秋元は「これを見て私、24、5歳で卒業を決めたかも」と語った。

 また、小学生の頃は放課後に必ず図書館に行き本を読んでいたという、意外な一面を明かした秋元は、AKB48を卒業する前後に、背伸びをして読んでいたという作家・村山由佳の小説『ダブル・ファンタジー』を紹介。既婚女性が夫とうまくいかず、いろいろ男性と出会っていくという不倫をテーマにした作品で、秋元は「性描写がものすごく露骨で。男性が読んだら、賛否両論で『こんなの見たくない』とか。最後が衝撃で、いろんな男性の所に行った結果、結局『ああ、なんてさびしい。どこまでも自由でいるということは、こんなにもさびしいことだったのか』で終わる。えええ!?って」と語った。

 続いてのゲスト、カラテカの矢部太郎は「紹介したい本が多すぎて運べない」ということで、自宅を訪問することに。幼いころから本が大好きで、本に囲まれながら過ごしてきたという矢部は「これが1番泣けますね」と、漫画家・東村アキコの『かくかくしかじか』を紹介。東村さんが漫画家になるまでのストーリーが描かれているこの作品について、矢部は「僕、漫画書くときに『こういう漫画書きたいな』って参考にしてます。書き出しを参考にしていて…」と語り、実際に参考にしている部分を西野に見せる。

 東村の作品と矢部の作品を見比べた西野が「あ!ほんまや!これむっちゃパクってるじゃないですか」とツッコむと、矢部は「パクってない!オマージュです」と答え、西野に「この作品がなかったら、これ(「大家さんと僕」)は生まれてなかったですか?」と聞かれると、「ないです」と影響の大きさを明かした。

 最後のゲストは、フリーアナウンサーの馬場典子。西野が「気になる」と手にした『台所力』という本をきっかけに、“料理本”の話題に。馬場は「辰巳芳子さんという料理研究家の方がいて、お父様が病気になられて物を飲み込めなくなってしまった時に、お出汁からしっかり取って、旬の栄養を詰め込んだ“いのちのスープ”というのを飲ませて差し上げていた」と説明し、著書の『食の位置づけ』を紹介。「料理研究家として、本来であればレシピを伝えていくということなんですけど、食って文化だし、身体を作っているし、人間って宇宙の一部だしっていう、“生きる事ってどういうこと?”っていう。すごいんですよ」と絶賛した。

 他にも「食べ物にもストレスがある」「オリンピックに向けての食肉問題」を馬場から聞いた西野は「食って面白いですね!僕、あんまり興味なかったんですけど、こうやって掘り下げていくと面白いですね」と感想を語った。

AbemaTV『エゴサーチTV』
放送日時:6月15日(金)後9時~11時
放送チャンネル:AbemaSPECIAL

過去放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/B3biuqMBq7Tvf1

©AbemaTV

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